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2023年11月24日

■ 以下の特許を出願しました.この特許は濱 聖司先生(広島大学脳神経外科,日比野病院)と取り組んでいる研究成果展開事業研究成果最適展開支援プログラムA-STEPの研究成果で,嚥下能力を評価するための新たなアルゴリズムに関する内容です.

67. 嚥下能力評価装置及びプログラム
日本国特許出願 特願2023-154158
濱 聖司, 辻 敏夫
2023年9月21日出願

2023年11月17日

■ 以下の研究課題が広島大学疫学研究倫理審査委員会(Ethical Committee for Epidemiology of Hiroshima University)に承認されました.共同研究者の濱 聖司先生を中心とした生体システム論研究室,信愛会日比野病院,日立製作所基礎研究センタ,マクセルの共同研究に関する研究課題です.

許可番号:E2016-0466-04
研究期間:2016年08月22日 ~ 2027年03月31日
研究課題名:脳神経疾患の病変部位と高次脳機能・神経心理学的・運動学的検査所見との関連性に関する研究
研究代表者:濱 聖司

許可番号:E2018-1554-03
研究期間:2023年10月23日~2030年3月31日(解析期間等含む)
研究課題名:人工知能による脳機能画像再構成・病態解析システムの開発
研究代表者:濱 聖司

2023年11月10日

■ 以下の論文がアクセプトになりました.この論文は血管弾性研究会等で実施している広島大学麻酔蘇生学教室との共同研究の成果です.おめでとうございます!

Prediction of blood pressure changes during surgical incision using the minimum evoked current of vascular stiffness value under sevoflurane anesthesia
Daiki Shorin, Satoshi Kamiya, Ryuji Nakamura, Ayaka Ishibashi, Noboru Saeki, Toshio Tsuji, and Yasuo M. Tsutsumi
Scientific Reports (accepted, SCI, IF=4.6)

■ 以下の米国特許を取得しました.この特許は日立製作所基礎研究センタ,濱 聖司先生(広島大学脳神経外科,日比野病院)と取り組んでいる共同研究の成果です.おめでとうございます.

62. BIOMETRIC SYSTEM AND METHOD
U. S. Patent Application No. 17/074,345, Publication No. US 11,744,486 B2
Ayako NISHIMURA, Hirokazu ATSUMORI, Tsukasa FUNANE, Akihiko KANDORI, Yasuaki NAKAMURA, Akiko OBATA, Yuto KOMATSU, Seiji HAMA, and Toshio TSUJI
Application Date: October 19, 2020, Publication Date: Sep. 5, 2023

2023年10月31日

■ ヒューマンモデリンググループのメンバーが以下の学会発表を行いました.みなさん,ごくろうさまでした!

Simultaneous visual and force intervention to present stair descent sensation
中川康太,栗田雄一
The 2023 IEEE Conference on Systems, Man, and Cybernetics, Sheraton Waikiki, Honolulu, Oahu, Hawaii, 2023年 10月1日(日)~ 10月4日(水)

Development of a balance training device that can apply disturbance to the ankle using pneumatic gel muscles”
磯島啓吾,栗田雄一,平田和彦,木村浩彰
The 2023 IEEE Conference on Systems, Man, and Cybernetics, Sheraton Waikiki, Honolulu, Oahu, Hawaii, 2023年 10月1日(日)~ 10月4日(水)

視覚と力覚の同時提示による手指トレーニング支援システムが自己効力感に与える影響
井上 勝矢, 中川 康太, 栗田雄一
The 7th Workshop of Robotics Ongoing Breakthroughs (ROOB2023), ポスター, 2023年 9月2日

振動付与による力知覚変化を活用した運動トレーニング支援システムの開発
木吉 達哉, 磯島 啓吾, 栗田 雄一
The 7th Workshop of Robotics Ongoing Breakthroughs (ROOB2023), ポスター, 2023年 9月2日

視野の拡大・縮小に対応する遠隔操作システムの開発
藤原 幸多朗, 永井 政樹, 栗田 雄一
The 7th Workshop of Robotics Ongoing Breakthroughs (ROOB2023), ポスター, 2023年 9月2日

2次元テクスチャデータから触感再現をするための振動生成手法
宮崎 裕貴, 中西 大樹, 栗田 雄一
The 7th Workshop of Robotics Ongoing Breakthroughs (ROOB2023), ポスター, 2023年 9月2日

運動計測に基づく機械学習を用いたFIM値推定
松浦 詩乃, 平田 和彦, 栗田 雄一
LIFE2023(日本機械学会 福祉工学シンポジウム2023, 第38回ライフサポート学会大会, 第22回日本生活支援工学会大会), 2023年 9月19~ 9月21日

スマートフォンを活用した介護予防体操支援システムの開発と効果検証
竹田 悠真, 平田 和彦, 黒川 雅臣, 栗田 雄一
LIFE2023(日本機械学会 福祉工学シンポジウム2023, 第38回ライフサポート学会大会, 第22回日本生活支援工学会大会), 2023年 9月19~ 9月21日

■ ヒューマンモデリンググループの宮崎 裕貴君(B4)が以下の賞を受賞しました.おめでとうございます!

ROOB2023優秀プレゼンテーション賞
受賞者:宮崎 裕貴
学会名:The 7th Workshop of Robotics Ongoing Breakthroughs (ROOB2023)
発表題目:二次元テクスチャデータから触感再現をするための振動生成手法

コラム

第709回 2023年度広島大学大学院先進理工系科学研究科電気システム制御プログラム 修士論文中間発表会(M1)

2023.11.24

2023年11月10,17, 24日の3日間,M1の修士論文中間発表会を行いました.

2020年度に設置された広島大学大学院先進理工系科学研究科では,M1の修士論文中間発表が義務付けられています.中間発表の目的は,入学後の早い時期に研究のゴールを明確にするとともに,自分の研究の意義,特徴,新規性,独創性などをわかりやすく説明できるようにすることにあり,M1にとっては修士研究を進めていくうえでのマイルストーンとなります.また,今後の就職活動に向けて,自分の研究のセールスポイントを整理する丁度よい機会にもなったのではと思います.

今年度は,M1の13名が発表を行いました.全員,魅力的な研究内容で,非常にレベルの高いM1修士論文中間発表会となりました.もう少しで学術雑誌に論文投稿ができそうな新規性,独創性の高い研究発表が多く,よかったと思います.それぞれの今後の課題をよく整理し,一つずつ課題を解決していくとよいでしょう.

M1のみなさん,おつかれさまでした!

第708回 2023年度広島大学大学院先進理工系科学研究科電気システム制御プログラム 修士論文中間発表会(M2)

2023.11.17

11月14日(火)に電気システム制御プログラムの修士論文中間発表会が行われ,生体システム論研究室からはM2の9名が研究発表を行いました.

今年度は対面式とリモート式を併用したハイブリッド開催となりましたが,全員,非常に魅力的な研究内容で,充実した修論中間発表会となりました.全体ゼミでの発表練習から発表内容が大きく改善した人が多く,修士論文全体のストーリの整理という意味でも有意義な中間発表会だったと思います.また,質疑応答に関してもほぼ的確な回答が行えており,堂々とした発表態度もよかったと思います.

研究の進捗状況はそれぞれで異なりますが,今回の予稿・発表スライドの作成作業を通じて自分の修士論文の完成形をはっきりイメージすることができたのではと思います.今後は修士論文の早期完成を目指し,以下の点を改善していくとよいでしょう.

(1) 新規性・独創性を明確にし,従来研究との差異を強調するような工夫を強化する
(2) 論文のストーリを明確にし,必要に応じて従来研究のサーベイを追加する
(3) 実験やシミュレーションを改善,充実させ,研究の有用性をさらに明確にし従来研究との比較結果を示す
(4) 残された課題を箇条書きにし,具体的に解決策を検討する

早いもので2023年も残すところあと約一月半となりました.体調に十分に気をつけながらラストスパートでがんばってください.
修論中間発表会,おつかれさまでした!!

第707回 博士論文発表会(公聴会)

2023.11.10

8月頃からD3の高橋 秀暢さん(MEグループ,広島国際大学講師)の博士学位審査が始まっています.先日行われた博士論文作成着手審査と予備審査は合格し,現在,本審査に進んでいます.博士学位論文審査会(公聴会)は以下の予定で開催します.

■博士論文発表会(公聴会)
氏名:高橋 秀暢
学位論文題名:A Study on Automatic Control Methods in the Operation of the Cardiopulmonary Bypass System
(人工心肺システム操作における自動制御法に関する研究)
主査:辻 敏夫教授,副査:石井 抱教授,山本 透教授
日時:2023年11月30日(木) 13:30-14:30
場所:Teams「生体システム論研究室-teams」,「博士論文公聴会」チャネル

高橋さんの論文はこの数年間の研究成果をまとめたもので,素晴らしい内容の学位論文です.公聴会は一般公開しており,どなたでも聴講可能ですので興味のある方はぜひご参加ください.

■関連コラム:
第539回 博士学位への道 (その1)
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/15530
第540回 博士学位への道 (その2)
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/15541
第541回 博士学位への道 (その3)
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/15571
第566回 博士学位への道 (その4)
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/15966
第567回 博士学位への道 (その5)
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/15986
第652回 広島大学大学院リサーチフェローシップ
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/17240

第706回 卒業アルバム用写真撮影2023

2023.10.31

2023年10月27日に卒業アルバム用の写真撮影を行いました.2024年3月発行予定の広島大学卒業アルバムには,研究室の集合写真,個人写真などが掲載される予定です.

卒業/修了の季節が近づいてきたことを感じさせるイベントでした.幹事を務めてくれたB4の斎藤 颯君,ごくろうさまでした!

#卒業アルバム「研究室紹介」コーナーが掲載されるかどうか不明ですが,生体システム論研究室の紹介を以下に記載しておきます.

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生体システム論研究室
広島大学 大学院先進理工系科学研究科 電気システム制御プログラム

◆研究室紹介:
進化のプロセスを通じて自然界に育まれた生体には,現在の工学技術では実現できないような極めて巧みで高度な生体機能が備わっています.生体システム論研究室では,生体機能の秘密に迫るというサイエンティストの目と人間の役に立つ機械を開発するというエンジニアの目という2つの目で,生体機能の特徴にもとづく新たなシステムやアルゴリズムの開発に取り組んでいます.

◆研究室の歴史:
生体システム論研究室は辻 敏夫教授が2002年4月1日に着任してその活動を開始し,現在は辻 敏夫教授,栗田 雄一教授,曽 智准教授,許 自強特任助教の教員4名と,本研究室修了生の平野 陽豊講師(藤田医科大),古居 彬助教(広島大学 大学院先進理工系科学研究科 情報科学プログラム)の協力のもと教育研究活動を行っています.
2023年度の研究室メンバーは教員4名,協力教員2名,秘書2名,博士課程後期13名,博士課程前期23名,学部4年生9名,インターンシップ生2名で,2022年度までの卒業生・修了生は学部卒業生200名,博士課程前期修了生196名,博士課程後期修了生33名で,博士学位取得者は39名に上ります.
研究室ホームページ:https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/
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