A-lifeグループ,科研費「新学術領域研究(研究領域提案型)」に参画!
先日,平成20年度科学研究費補助金(新学術領域研究)の交付内定課題が公表されました.
「新学術領域研究」は,既存の研究分野の枠に収まらない新興・融合領域や異分野連携などの意欲的な研究を見い出し,新たな研究領域や革新的・挑戦的な学術研究の発展を促すことを目的として今年度新設された新しい研究種目です.
特に「新学術領域研究(研究領域提案型)」は,従来の「特定領域研究」に相当します.
すべての審査領域合計で21件が採択されましたが,生物系委員会審査分6件のうちの1件,
「神経系の動作原理を明らかにするためのシステム分子行動学(領域代表者 飯野雄一)」 に本研究室のA-lifeグループが参加します.
生物領域では,新規応募研究領域78件のうち6件が採択されたそうです.
領域代表者は東京大学の飯野 雄一先生で,線虫研究の第一人者です.
A-lifeグループは,広島大学大学院先端物質科学研究科の滝口昇先生,日本原子力研究開発機構で卒業生の鈴木芳代さん,大阪大学大学院工学研究科の大竹久夫先生とともに研究チームの主要メンバーとして,
「生物行動のシステム工学的解釈とバイオミメティック・センサ・システムの提案(研究代表者 辻 敏夫)」
という研究課題のもと,工学応用を目的とした計画研究に取り組みます.
研究期間は平成24年度までの5年間です.
A-life関係の研究をはじめて約10年になりますが,今回のプロジェクトは工学と生物学の連携・融合を目指して活動してきたA-lifeグループの研究成果によるものです.
本プロジェクトを通じて,新領域の創出を目指せればと思います.
A-lifeグループのみなさん,がんばりましょう!
2008/12/02
|