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昨年の山根君の卒論が日本人間工学会優秀論文賞を受賞しました.

先週に引き続き,学会賞受賞情報です.
山口大学で開催された第38回日本人間工学会中国・四国支部大会において発表した山根君の講演論文,

非接触生体電気信号測定器の開発
山根陽一,柴建次,辻敏夫
第38回日本人間工学会中国・四国支部大会講演論文集 pp. 30-31, 2005.

が,日本人間工学会優秀論文賞に選ばれました.
ちなみに,もう1件の受賞論文はBio-Remote, CHRIS等のデザインを担当してくれた筑波大学の梅津大輔君(現 マツダ株式会社)の講演論文です.
二人ともよかったですね!!


先週,今週と受賞ラッシュですが,こういった受賞歴は本人の研究業績を証明するエビデンスとなり,さまざまな場面で効力を発揮します.
(履歴書にも記載することができますね.)
たとえば,先日も「学生の"特に優れた業績"って?」のコラムで日本学生支援機構の奨学金返還免除の話をしましたが,いま広島大学では学生にさまざまなインセンティブを与えようとしています.そのひとつに,「広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップ」があります.
学部生の場合は学業成績や入学試験,大学院生の場合は研究成果の発表や受賞,特許などが主な評価対象です.


もちろん研究にとって一番大切なことは,自分自身で考え,工夫し,一歩一歩を改良 を積み重ねていくことであり,派手な成果がすべてではありません.
けれども,日ごろの努力がこのような形で評価 されるのはうれしいことであり,このような評価を受けることができた人や研究には,やはりなんらかの魅力が備わっているのだと思います.

それに,なんといっても「奨学金返還免除」や「後期分授業料全額免除」などの副賞 はかなり魅力的ですよね!
チャンスがあれば,ぜひ積極的にチャレンジしてみるといいでしょう.


2006/05/29