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第42回Bio-Remote研究会を開催しました.

2001年にスタートした産官学共同研究「Bio-Remote研究会」ですがキックオフから5年が経過し, 3月30日に第42回研究会を開催しました.


もともとは本研究室が開発してきた筋電インタフェース技術の実用化を目的として発足した研究会ですが,

平成13年度即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業
平成13〜15年度産業技術研究助成事業
平成16,17年度次世代ロボット実用化プロジェクト プロトタイプ開発支援事業

等の事業を実施し,一連のBio-Remote,CHRIS関連技術を研究開発してきました.
この間の研究成果は学術研究論文として発表するだけでなく, 特許出願,各種展示会への出展,マスメディアからの取材対応等の形で 世界に向けて発信してきました.

特に昨年は,愛・地球博「プロトタイプロボット 展」に参加し, これまで開発してきた技術を一般の方々に公開することができました.
(関連するこれまでの研究業績については,研究業績ページをご覧ください.)


このような成果をあげることができたのは,もちろん,この産学官研究に参加してく ださった すべての皆さんのおかげです.
各参加機関の皆様,研究室の学生メンバー,それからいつもこころよく実験に協力していただいている藤田さん,古跡さん,小林さん,迫さんに 感謝します.

先日の研究会には,デザイン面を担当してくれた梅津大輔君も参加してくれました.
Bio-RemoteやCHRISのデザインは高く評価されており,デザイン誌「AXIS」のVol.120 にも紹介されました.
梅津君もこの春,筑波大学大学院 人間総合科学研究科の博士課程前期を修了し, 今後は社会人として,その才能をさらに発揮し続けてくれるものと確信しています.


Bio-Remote研究会は今後も年3回程度のペースで開催し,その活動を継続していきます.
研究室では,新しい筋電インタフェースの学習・制御技術,加速度センサインタフ ェース, アミューズメントインタフェース,バイオミュージックインタフェース,バイオコン ピュータインタフェース などの研究に取り組んでいます.

これらの新しい技術を駆使した次世代Bio-Remoteの実現に向けて,さらに研究を 進めていきたいと思っています.


2006/04/04