IEEE EMBC2013
2013年7月3日〜7日に大阪国際会議場において,The 35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC2013)が開催されました.
http://embc2013.embs.org/
IEEE(アイトリプルイー,The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)は電気電子工学分野における世界最大の学会で,専門分野ごとにSocietyという分科会(日本の学会に相当する)を持ち,それぞれに独立した論文誌を発行しています.
Engineering in Medicine and Biology Society (EMBS)は生体工学,医工学分野における世界最大の学会で,その2013年の年次大会がEMBC2013です.
発表形式は口頭発表とポスター発表で,英語での研究発表は準備に時間がかかりますが貴重な経験になります.
今年度は生体システム論研究室から4件の研究発表を行いました.
以下は,研究発表を行った4名の感想です.
英語による研究発表は難しいですが,やりがいがありますね.
発表,おつかれさまでした!
■平野 陽豊
【論文情報】
A Log-Linearized Arterial Viscoelastic Model for Evaluation of the Carotid Artery
Harutoyo Hirano, Tetsuya Horiuchi, Abdugheni Kutluk, Yuichi Kurita, Teiji Ukawa, Ryuji Nakamura, Noboru Saeki, Yukihito Higashi, Masashi Kawamoto, Masao Yoshizumi, and Toshio Tsuji
Proceedings of 35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC'13), pp. 2591-2594, Osaka, Japan, July 3-7, 2013.
【感想】
久々の英語による口頭発表だったため,質疑応答が上手くできるかがやや不安でしたが,今回に関しては質問の意図は非常に理解し易いものでした.
ただし,私の回答が言語的な意味で理解しにくいものだったのか,答え終わった後に理解していただけたのかそうでないのかよくわからない顔をされてしまったのが非常に残念でした.
次回までにオーラルのスキルをもっと向上させたいと思います.
今回の学会では循環器疾患系に関する研究をされている方々が数多くの発表をされていたため,情報交換ができ有意義であったと感じました.
今後の研究で転用可能な部分は取り入れていきたいと思います.
■平野 博大
【論文情報】
Monitoring of Peripheral Vascular Condition Using a Log-Linearized Arterial Viscoelastic index During Endoscopic Thoracic Sympathectomy
Hiroki Hirano, Tetsuya Horiuchi, Harutoyo Hirano, Yuichi Kurita, Teiji Ukawa, Ryuji Nakamura, Noboru Saeki, Masao Yoshizumi, Masashi Kawamoto, and Toshio Tsuji
Proceedings of 35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC'13), pp. 2587-2590, Osaka, Japan, July 3-7, 2013.
【感想】
初めての国際会議,口頭発表であり,かなり緊張していたと思います.質疑応答に関してもうまくできず,反省することが多い発表となりました.
ただし,私の発表は初日だったため,他の方の発表のやり方を気負うことなく勉強できたこと,またポスターセッションで海外の方々と話をしたことは非常に良い経験となりました.
次回以降,同じ失敗(発表や意図した質疑応答がうまくできないこと)をしないためにもコミュニケーションスキルを向上させたいと思います.
■末田 大和
【論文情報】
Improvement of tactile sensitivity by stochastic resonance effect - Applications to surgical grasping forceps -
Yamato Sueda, Minoru Hattori, Hiroyuki Sawada, Hiroyuki Egi, Hideki Ohdan, Jun Ueda, Toshio Tsuji, and Yuichi Kurita
Proceedings of 35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC'13), pp.4601-4604, Osaka, Japan, July 3-7, 2013.
【感想】
国際学会のポスター発表は初めてであり緊張しました.
また,質問に対して英語を理解することができない部分もありましたので英語学習の必要性を感じました.
しかし,海外の方と研究に関するコミュニケーションをとれたことは非常に良い経験となりました.
■早志 英朗
【論文情報】
Bioelectric Signal Classification Using a Recurrent Probabilistic Neural Network with Time-series Discriminant Component Analysis
Hideaki Hayashi, Keisuke Shima, Taro Shibanoki, Yuichi Kurita, and Toshio Tsuji
Proceedings of 35th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society (EMBC'13), pp. 5394-5397, Osaka, Japan, July 3-7, 2013.
【感想】
朝一番の口頭セッションということもあり,人がやや少なくゆったりとした雰囲気で行われたので,あまり緊張することなく発表できました.
質疑応答もわかりやすい質問だったため,特に問題なく受け答えできたと思います.
ポスターセッションではさまざまな方とお話ができましたが,意図したことが言えなかったり,よく聞き取れなった点があったりすることが多かったので,次回はさらにコミュニケーションスキルを向上させてもっと有意義な会議にしたいと思います.
2013/07/09
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