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学生による研究発表評価をはじめました.

今年度の全体ゼミ改革の目玉として,今週から学生によるゼミ発表のレビューをはじめました.
現時点で用意している質問項目は以下のとおりです.

  1. 視聴覚・情報機器の使い方は効果的でしたか
  2. 発表者の声,話し方は聞き取りやすかったですか
  3. 理解すべき重要な箇所が強調されるなど,発表の説明はわかりやすかったですか
  4. 発表に対する発表者の熱意を感じましたか
  5. 研究内容は魅力的でしたか
  6. 総合的に判断して,この発表に満足しましたか
  7. コメント(自由記述)

1〜6の項目に対しては,A,B,C,Dの4段階評価にしました.
アンケートは記名式ですが,記入者の名前は削除して発表者に渡します.


すでに,大学の講義では学生による授業評価が一般的に行われています.
広島大学でも数年前から授業評価を行っており,評価結果を一般に公表しています.
http://www.bur.hiroshima-u.ac.jp/~kyoumu/hyouka/h16z/h16z-hyouka.htm
(個別科目の結果は学内限定です.)
また,先日,山口県立徳山高校で授業をしたのですが,後日,生徒たちの評価結果が 送られてきました.高校でも,生徒による授業評価がはじまったようです.


自分の講義や発表を自分で客観的に評価することは,意外に困難です.
本当は自分が発表している姿をビデオにとり,あとで見直すといいと思うのですが,なかなかたいへんですよね.
その意味で,学生の人たちの意見は非常に参考になります.
良くない点や問題点が指摘されていると,やはり次からは改善しようと思いますし,逆にいいことが書かれているとすごくうれしくなりますね.


評価の目的は,各個人,ひいては研究室全体のレベルを上げることです.
よい意見も悪い意見も相手に遠慮することなく,率直な意見を述べることが大切と思います.
評価される人もする人も,真剣勝負のつもりでお願いします.
もちろん,評価プロセスや質問項目の見直し等,いろんな意見を歓迎します.
遠慮なくお知らせください.

さてさて,あなたの評価結果は?


2005/04/11