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SOBIM2008 in Hiroshima(その3)

1日目の特別講演終了後,広島大学学士会館レセプションホールに移動し,懇親会を開催しました.
懇親会はプログラム委員長の柴建次先生(広島大学)の司会で始まり,まず学会賞表彰式が行われました.
常任理事の菅野重樹先生(早稲田大学)の進行により,論文賞が加藤雄一郎氏(産業技術総合研究所)に,奨励賞が石渡利奈氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所),ニ瓶美里氏(東京大学)に,それぞれ西原主計学会長(神奈川工科大)から授与されました.
その後,西原学会長,辻実行委員長の挨拶の後,常任理事の山崎信寿先生 (慶應義塾大学)の音頭で乾杯を行い,歓談に入りました.
懇親会参加者は109名(一般48名,学生51名,招待者10名)で,さまざまな新しい出会いもあり,参加者間の活発な交流を促進することができました.
日本三大酒処のひとつにあげられる西条の地酒もたいへん好評でした.
懇親会の最後に次期開催地紹介があり,来年度開催予定のシンポジウムについては事務局長の山田洋先生(東海大学)から,学術講演会については実行委員長の野坂利也先生(北海道工業大学)から,それぞれスライド使用したアナウンスをしていただきました.


機器展示には12企業に出展していただきました.
機器展示室を講演室の近くに設定し,また機器展示室内に休憩スペースを設けたこともあり,休憩時間には多くの見学者が集まりました.
また,特別イベントとしてセグウェイ試乗会を開催し,多くの参加者が体重移動による操作を楽しみました.
2階休憩室で無線LANによるOpenLANサービスを実施したことも,たいへん好評でした.


今回の学術講演会運営上の最大の特徴は,電子投稿システムを導入した点にあります.
講演募集から講演申し込み,論文投稿,参加登録,プログラム公開はもちろん,著者,司会者への連絡,予稿集作成,さらには編集委員会との情報のやりとりに至るまで一貫して電子投稿システムを利用して行いました.
たとえば,このシステムを用いて事前登録された参加者数は,学術講演会が152名(全参加者の約70%),懇親会76名(有料参加者の約77%)で,事務作業の大幅な軽減につながっただけでなく,発表件数,参加者数の増加にも一役買ったのではと推察されます.
論文投稿に関しても,電子メールを利用した方法よりも安定性,安全性が向上しました.
今回,用紙で送られてきた原稿を事務局がPDF化し電子投稿した件数は4件,メールで送付されてきたPDFファイルを事務局が投稿したものは6件で,残りは著者自身による電子投稿です.
実行委員,プログラム委員からも,ユーザビリティの向上や用紙での論文投稿を希望する著者に対する配慮を行いつつ,会誌も含めた学会運営全体の電子システム化を積極的に推進すべきという意見が寄せられました.


今回の学術講演会をなんとか無事に終了することができたのは,たくさんの皆様のご協力のおかげです.
運営にご尽力いただいた柴プログラム委員長をはじめ実行委員・プログラム委員の先生方,週末の学会開催にもかかわらず快くセッションの進行を引き受けてくださった座長の先生方,慣れない学会運営に貴重な助言をいただいた学会事務局の荒井さん,献身的に作業を進めてくれた本学生体システム論研究室の学生諸君,さまざまな事務作業を一手に引き受けてくださった事務局の田中良幸先生,輝平盛重先生,そしてすべての参加者の皆様に深く感謝します.
参加者の皆様が有意義で楽しい時間を過ごされたことを願っています.


2008/11/18