第25回血管弾性研究会を開催しました.
5月16日(金)に今年度第1回,通算では第25回となる血管弾性研究会を開催しました.
この研究会は,2001年に広島大学医学部の河本先生,佐伯先生,日本光電工業の鵜川さん,本研究室という3つのグループ間の医工連携/産学連携研究としてスタートしました.
血管の硬さの変化をリアルタイムで計測する技術を確立し,交感神経遮断術中の診断支援に応用しようという目的で,当初は半年に1回くらいのペースで研究会を行なっていました.
その後,研究が進むにつれて徐々に開催頻度が上がり,最近は年に4,5回のペースで研究会を開催しています.
この間,研究テーマもひろがり,現在は自律神経活動モニタリング法や血管内皮機能評価法,痛み計測法などの提案,非観血計測技術と診断支援システムの開発といった数多くの研究テーマに取り組んでいます.
また,広島大学医歯薬学総合研究科の吉栖先生,東先生,県立広島大学の福場先生,三浦先生,産業技術総合研究所の上野さん,福田さん,広島県立総合技術研究所の大賀さん,さらに民間企業から(()デル
タツーリング,(有)MIZOUE PROJECT JAPAN,()日本マイクロシステムの方々を新たにメンバーに迎え,平成16,17年度広島県産業科学技術研究所産学官共同研究プロジェクト探索研究や平成17年度知的クラスター創成事業等の研究助成を受けながら,研究活動を続けています.
医工間や大学間の学-学連携,業種を越えた産-産連携の取り組みも交えながら,従来の産学官連携の枠に留まらない取り組みを行なっています.
5月16日(金)には,D3のアブドゲニ・クトゥルク君,M2の松本
剛君,M1の河野 曜暢君,B4の柿迫 英毅君が研究発表を行いました.
4名とも医学部の先生方からさまざまなコメントやヒントをいただくことができ,極めて有意義なディスカッションを行なうことができました.
ごくろうさまでした!
産学官のさまざまな分野にわたる専門家の方々からコメントをいただける機会は貴重であり,他では得られないような知識,経験を養うことができます.
研究を進める意味でも,また新しい知識や経験を得るという意味でも,非常によかったと思います.
本研究会は,研究室外部から支えてくださる多くの共同研究者の方々のお陰で成立しています.
メンバーの方々に感謝しつつ,今後も活発に決動を続けていければと思います.
2008/05/26 |