生体システム論研究室では,広島大学から支給される運営費交付金だけでなく,学外から多額の研究費を頂いて研究活動を行っています.中でも,文部科学省と日本学術振興会の助成事業である科学研究費は,専門家による審査(ピアレビュー)を経て採否が決定される重要な研究費です.
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/main5_a5.htm
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/
2023年度も各グループの研究テーマに関連して以下の科研費の交付を受けました.
<2023年度新規採択分>
■科学研究費 挑戦的研究(開拓)(R5~R8年度)
乳児自発運動を構成する『基底運動』の発見と発達障害の超早期スクリーニングへの挑戦
研究代表者:辻 敏夫,研究分担者:秋山 倫之, 島谷 康司, 土居 裕和, 竹内 章人, 曽 智,古居 彬
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/17722
■科学研究費 基盤研究(B)(R5~R7年度)
筋電位信号に対するもつれ解き表現学習法の提案とロバストな操作インタフェースの実現
研究代表者:古居 彬
■科学研究費 基盤研究(C)(R5~R7年度)
体外循環中の血球形状の定量化:「血液粘度比」の応用展開
研究代表者:岡原 重幸,研究分担者:辻 敏夫,曽 智,宮本 聡史
■科学研究費 基盤研究(C)(R5~R7年度)
磁気センサと振動マイクを用いた嚥下機能測定機器による新たな嚥下訓練の検討
研究代表者:濱本 隆夫,研究分担者:濱 聖司,辻 敏夫
■科学研究費 基盤研究(C)(R5~R8年度)
弾性ソックスによる血管の柔軟性効果の検証:血栓防止用最適化ソックス制作に向けて
研究代表者:森永 浩介,研究分担者:辻 敏夫,中原 正子
<継続分(2022年度以前採択分)>
■科学研究費 基盤研究(A)(R4~R8年度)
非侵襲マイクロニューログラフィ法の創出:血管力学モデルから末梢交感神経活動を復元
研究代表者:辻 敏夫,研究分担者:曽 智,古居 彬
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/17261
■科学研究費 基盤研究(C)(R4~R6年度)
行動テストにおける生理指標の同時取得による魚類の情動状態の精密な評価
研究代表者:吉田 将之,研究分担者:曽 智
■科学研究費 基盤研究(B)(R3~R5年度)
人体モデルを用いた筋活性度推定と力覚介入によるオンライン運動感覚伝送
研究代表者:栗田 雄一
■科学研究費 基盤研究(B)(R3~R5年度)
知識埋め込み型ベイズ深層学習の提案と希少データ解析への応用
研究代表者:早志 英朗,研究分担者:古居 彬
■科学研究費 基盤研究(C)(R2~R5年度)
連続血液粘度測定法に基づく人工心肺中のマイクロバブル発生予測のモデル化と臨床応用
研究代表者:宮本 聡史,研究分担者:辻 敏夫,岡原 重幸,古居 彬
■科学研究費 基盤研究(C)(H31~R5年度)
圧流量特性モデルに基づく人工心肺装置操作支援システムの提案
研究代表者: 高橋 秀暢,研究分担者:辻 敏夫,曽 智,岡原 重幸
#過去の科研費採択情報
2022: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/17305
2021: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/16808
2020: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/16213
2019: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/15647
2018: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/14921
2017: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/10916
2016: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/10885
2015: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/10858
2014: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/10833
2013: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/10799
厳しい経済情勢にもかかわらず,これらの研究費によってさまざまな実験装置や研究資材を購入したり,国内/国外の学会に参加することができるのはたいへんありがたいことです.私たちは,これらの研究費の原資が国民の税金で賄われていることを忘れずに,研究費を決して無駄にすることがないよう気を引き締めて研究に取り組んでいく責任があります.そして,これらの研究費に見合った新規性・独創性の高い研究成果を社会に還元するため,高いレベルの学術性と実用性を兼ね備えた研究を推進していきたいと考えています.
みなさん,引き続きよろしくお願いします.