生体システム論研究室では,広島大学から支給される運営費交付金だけでなく,学外から多額の研究費を頂いて研究活動を行っています.
中でも,文部科学省と日本学術振興会の助成事業である科学研究費は専門家による審査(ピアレビュー)を経て採否が決定される重要な研究費です.
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/main5_a5.htm
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/
2020年度も各グループの研究テーマに関連して以下の科研費の交付を受けました.
<2020年度新規採択分>
■日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)(R2~R4年度)
超多チャネル生体信号計測と分布定数回路モデルに基づくゼブラフィッシュの情動評価
研究代表者:曽 智,研究分担者:辻 敏夫,吉田将之,松下光次郎
■日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(R2~R4年度)
連続血液粘度測定法に基づく人工心肺中のマイクロバブル発生予測のモデル化と臨床応用
研究代表者:宮本 聡史,研究分担者:辻 敏夫,岡原 重幸,古居 彬, 高橋 信也
■日本学術振興会科学研究費若手研究(R2~R4年度)
尺度混合確率モデルに基づく筋疲労の潜在特徴評価法の提案と適応的筋電義手制御の実現
研究代表者:古居 彬
■日本学術振興会科学研究費若手研究(R2~R4年度)
耳から動脈硬化を発見:確率ニューラルネットワークを用いた血管内皮機能評価法の提案
研究代表者:平野 陽豊
<継続分(2019年度以前採択分)>
■日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)(H31~R3年度)
ヒト末梢交感神経電気活動の非侵襲推定法の提案と疼痛感覚計測への挑戦
研究代表者:辻 敏夫,研究分担者:曽 智,吉野 敦雄
■日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(H31~R3年度)
咳嗽音を用いた新たな呼吸機能評価システムの確立
研究代表者:馬屋原 康高,研究分担者: 辻 敏夫,曽 智,関川 清一
■日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(H31~R3年度)
「血液粘度比」で人工肺不良の原因を検出する:連続評価可能な新指標と臨床応用
研究代表者:岡原重幸,研究分担者:辻 敏夫,曽 智,伊藤 英史,宮本 聡史
■日本学術振興会科学研究費基盤研究(C)(H31~R3年度)
圧流量特性モデルに基づく人工心肺装置操作支援システムの提案
研究代表者: 高橋 秀暢,研究分担者:辻 敏夫,二宮 伸治,曽 智,岡原 重幸,黒崎 達也
■日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)(H30〜R2年度)
身体機能を向上させるソフトエグゾスケルトンの開発とスポーツの拡張
研究代表者:栗田 雄一
#過去の科研費採択情報:
2019: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/15647
2018: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/14921
2017: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/10916
2016: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/10885
2015: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/10858
2014: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/10833
2013: https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/10799
科学研究費助成事業データベース:
https://nrid.nii.ac.jp/nrid/1000090179995/
厳しい経済情勢にもかかわらず,これらの研究費によってさまざまな実験装置や研究資材を購入したり,国内/国外の学会に参加することができるのはたいへんありがたいことです.私たちは,これらの研究費の原資が国民の税金で賄われていることを忘れずに,研究費を決して無駄にすることがないよう気を引き締めて研究に取り組んでいく責任があります.そして,これらの研究費に見合った新規性・独創性の高い研究成果を社会に還元するため,高いレベルの学術性と実用性を兼ね備えた研究を推進していきたいと考えています.