先日,外部から依頼を受け,過去に掲載された研究室関連の記事を整理する機会がありました.
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/publications/articles
これまでに多くの新聞や雑誌で取り上げていただきましたが,ここでは以下の記事を紹介します.
未来技術報告第1回:生体信号によるサイバネティック・インタフェース
文/藤崎圭一郎, 写真/伊藤慎-, AXIS, Vol.120, pp.76-80, April 2006.
(The future of technology and design:
Installment 1:Cybernetic Interface using biosignals
Text by Keiichiro Fujisaki, Photos by Shinichi Ito, AXIS, Vol.120, pp.76-80, April 2006.)
AXIS(アクシス)は1981年から発行されているデザイン情報誌で,和/英のバイリンガルで編集されている数少ないデザイン専門誌です.形のデザインだけでなく,文化,コミュニケーション,ビジネスなどにおけるデザインの役割を広義にとらえて伝えており,隔月刊で年6冊発行されています.
http://www.axisinc.co.jp/
藤崎圭一郎氏は東京藝術大学美術学部デザイン科の教授を務めておられるデザインジャーナリスト,エディタで,雑誌や新聞にデザイン,建築に関する多くの記事を執筆されています.
http://design.geidai.ac.jp/about/lab/planning-theory/
当時は「システムサイバネティクス専攻」の前身の「複雑システム工学専攻」の時代ですが,サイバネティクス研究への取り組みを記事にしていただきました.デザイン情報誌に紹介されたのは2006年度グッドデザイン賞を受賞したためですが,独創的で新しい研究を進めていくためにはさまざまな分野の知識や知見を融合し,研究そのものをデザインする能力こそが重要ではないでしょうか.
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生体信号によるサイバネティック・インタフェース
皮膚の上に貼った電極で筋肉が収縮するときに発する電気信号(筋電)を測定し、義手ロボッ卜や車椅子を操作する。腕の動きどおりに義手ロボットが動き、ジョイスティックなどを使わずジェスチャーだけで車椅子が走り出す。筋電を使ったインタフェース開発を行う広島大学大学院工学研究科複雑システム工学専攻生体システム論研究室を訪ね、辻敏夫教授に機械と人間の新しいインターフェースのあり方を尋ねた。
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