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第518回 2018年度広島大学オープンキャンパス開催報告
(その2)

2018.10.18

先週に続いてオープンキャンパス2018の総括(2日目)です.2日目のデモも好評でした!

今年度のオープンキャンパスは大きなトラブルもなく,全体に非常によくオーガナイズされていました.西日本豪雨災害の影響が残っていたにもかかわらず多くの見学者が訪れてくださり,非常によかったと思います.ただ,デモに関してはいくつかのトラブルや説明が足りない点,改善が必要な点などもあったのではと思います.次回以降の見学対応等につなげていけるよう,各グループで今後の課題や要改善点について検討しておくとよいでしょう.

最後に全体の取りまとめをしてくれた古居君,各グループリーダーのみなさん,そして真摯に取り組んでくれた各グループのメンバーの皆さんに感謝します.2日間のオープンキャンパス,おつかれさまでした!

■オープンキャンパス第2日目

古居です.オープンキャンパス2日目お疲れ様でした.
本日はヒューマンモデリンググループとMEグループがデモを行いました.昨日と比べてほぼ半数の来客数でしたが,その分,より丁寧に対応できていたのではないかと思います.また,どちらのグループにおいても高い得票率となり,しっかりとグループのコンセプトが伝わった証だと思います.

デモ担当者,案内係のみなさん,2日目もありがとうございました.
各グループで良かった点や改善すべき点が見えたと思うので,今後の研究室公開でもよい評価が得られるよう努めていきましょう!
以下,本日のアンケート結果です.
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来客数:36名(内アンケート協力者36名)

得票率(得票数/見学者数)
ヒューマン:32/36 = 88.9%
ME    :33/36 = 91.7%

【自由コメント欄にいただいたご意見・感想】
– 面白そうだった.入りたい.
– 体験もできて非常に面白かった.研究室の雰囲気も明るくてとても興味がわいた.
– 前に手術で使った血管剛性計のしくみを教えていただき,VRを体験したり,義手を実際に見るのはとても勉強になりました!すごく面白かったです!
– 医療機器は障がい者や不自由な人にだけでなくて,健常者の人のサポートもできていておもしろかったです.
– 福祉の研究おもしろそう.
– 面白かったです.
– 楽しく説明されていて印象が良かったです.
– 研究内容をとても分かりやすく説明していただけて興味深かったです.ありがとうございました.
– 医療への応用について,将来的にさらに進化させるとよいと思いました.
– VRを使ってゲーム感覚でショベルカーの使い方を学べるのは画期的だと思った.
– 医療分野などの研究これからも頑張ってください.
– 工学が医療に活用されているとよくわかった.
– 研究頑張ってください.
– ロボットが人のためになっていて,研究していてやりがいがありそうだと思いました.
– 自分でデモを体験できるので,非常に面白かった.
– 何年後かが楽しみです.ありがとうございました.
– デモをしていて分かりやすかった.
– 研究テーマが詳細にわかりました.
– デモを見て,面白いなと思う分野が増えていい経験になりました.
– 今後の医学の発展のための研究をしているのだと思って,頑張ってほしいです.
– 廊下で福祉分野のお話を聞かせていただきました.障害(車いす,全介助)の息子がいるので,とても興味深く見せていただきました.
– 今後に生かされる研究ばかりで,とても見ていて楽しかったです.紹介された中で新しく知ったことがあったので,知見を少し広げられてよかったです.
– 筋電義手に興味がありこの研究室に来たが,他のテーマも面白くて興味がわいた.
– 人工筋を実際に使って動作させてみたいと思った.血管の硬さで痛みがわかることがすごいと思った.感覚を目に見えるようにできるのはすごいと思う.
– 大変興味がわきました.面白かったです.
– 重機の操作が難しかったです.
– VRの体験が初めてで非常に興味深かったです.あと,工学部が医療関係にたずさわっているなども驚きそれもまた興味深かったです.
– 医療と工学がうまく相互的に連携,働きあい,研究により,新しい機器を発明していることがすごく,自分でも発明したいと思った.
– 医学や企業との連携など面白そうだと思った.
– 人工的な筋肉が素晴らしかったです.

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各グループ・係の議事録は以下の通りです.
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グループ名:ヒューマンモデリング(部屋番号:A1-511)
デモ内容1:ヒューマンモデリングとその応用の紹介
説明者:静野
場 所:A1-511-2
デモ内容2:人工筋,アシストウェアを使ったデモ
実演者:浜田,南方
説明者:浜田,南方
場 所:A1-511-2
デモ内容3:HMDを用いたVR技術の紹介
実演者:関塚
説明者:関塚
場 所:A1-511-1

質問内容:
Q1.タイミングの決定はどのように行っているのか.
A1.どのような動きのアシストを行うかによりますが,センサやスイッチを用いてアシストを発揮してほしいタイミングを見極めて,そのタイミングでアシストを行っています.
Q2.コンプレッサ以外で人工筋を動かせるのか.
A2.小さなエアタンクで代用することが出来ます.
Q3. ショベルシミュレータにおいてコントローラーが振動しているのはなぜか.
A3. ショベルのバケットと他の物体との接触量を基に計算した各リンクにかかるトルクを振動に変換して提示しています.

感想:
最初は高校生にとって分かりやすく研究の説明をするのがとても難しかったが,何度も説明しているうちに高校生の様子をみて言い方を変えたり例を挙げたりして工夫することで,分かりやすい説明が出来るようになったと思う.また,保護者の方も興味を持っていただけたのでうれしかった.人はあまり多くなかったが,その分デモをゆっくり体験してもらえてよかったと思う.今後は人が増えても対応できるようにデモに使う装置を複数用意したい.

今後の課題:
VRのデモの画面を大きいディスプレイに投影する.
もう少し簡単に装着できる人工筋デモのキットが有用.
人工筋用のコンプレッサーを用意しておく.
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グループ名:メディカルエンジニアリング(部屋番号:A1-511-3)
デモ内容1:体表脈波センサによる心音抽出
実演者:萩山
説明者:萩山・三戸
場 所:A1-511-3
デモ内容2:ヒトのリアルタイム血管剛性計測
実演者:隅山
説明者:萩山・三戸
場 所:A1-511-3

質問内容:
Q1.血管剛性の平均的な値はいくつか.
A1.血管剛性は個人毎に未知数があるため,平均的な値は分かりません.
個人間で比較するために,更なる改良を行なっていきます.
Q2.何故この学部(第二類)を選んだのですか.
A2.他の学部と比べて選択の幅が広いと感じたためです.
Q3.研究室生活では夜遅い場合もあるのでしょうか.
A3.基本的に自身でスケジュールを決めるため,強制的に遅くまでやる人はいません.生活スタイルに応じて大学にいる時間を調整できます.

感想:
去年の体験型のデモがないという反省から参加者の血管剛性を計測しました.また,電磁誘導センサや指タップ装置など今までの研究成果を展示することで,より研究に対して興味を持ってもらえたと思います.
一方で,血管剛性のデモでは失敗することが多く,ガムパッチンでは刺激が小さかったことが原因かもしれません.来年のデモではより安定して血管剛性を反応させる(ホラー映像など)を検討したいと思います.

今後の課題:
・血管剛性デモの改良
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統括・案内係2日目

気付いた点と注意事項:
◇受付に来客者が来られたら,すぐに研究室の廊下の方に案内した方が良い.
・受付付近は暑いので,研究室の廊下で人数調整した方がよい.
・デモが埋まっている場合は,廊下にてポスターを使って簡単な説明を行った.
◇エレベータ側の反対側からも来客者が来られる.
・常時,人を置く必要はないが混乱させないように注意しておく必要はある.
◇昼休み中にも3~4組ほど来客があった.
・午後の開始時刻を伝えるついでに,パンフレットも渡しておくとよい.
◇昨日デモだったグループ(特に筋電)について興味を持たれている人がいた.
・義手の実物を交えて,簡単に説明を行った.
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