博士課程後期入学までに論文業績をあげることは別の意味でも重要です.
それは,日本学術振興会(以下,学振)の特別研究員(DC)に採用される可能性が出てくるからです.
学振の特別研究員に採用されると,月給約20万円に加えて年間約100万円の研究費(科学研究費)が支給されます.
博士課程後期3年間で計約1000万円の援助を受けることができます.
もちろん,返済義務はありません.
D3の坂根君,鈴木さんはいずれも学振の特別研究員です.
また,本研究室は広島大学21世紀COEプロジェクトに参加していますので,2008年3月まではリサーチアシスタント(RA)制度を利用してRAを採用することが可能です.
RAに採用されると,月10万円強の給料が得られます.
これも返済の義務はありません.
本研究室では,岡本君,平野君をRAに採用しています.
ほかにも,日本学生支援機構の奨学金(月12万程度)は
申請すればほぼ確実に支給されます.
これは返還義務を伴いますが,成績優秀者(学会賞などの受賞者や著名な雑誌での論文発表者など)には審査のうえ返還が免除されます.
もちろん,給料を貰っている場合には金額に見合う労働や成果が要求されますが,経済的な援助を利用できるのとできないのでは大違いですね.
2月13日(月)12:00〜14:00に,第二類会議室(C1棟112室)において,D3の坂根君,鈴木さんの博士学位論文発表会(公聴会)を開きます.
みなさん,ぜひ出席してあげてください.
人間だれでも,自分の好きなことを一生の仕事にできれば,これに勝る幸せはありませんね.
研究が好きな人,将来,研究職につきたいと考えている人は博士学位を目指すといいのではないでしょうか.