先日の卒論中間発表会に続いて,7月26日,8月2日の2日間,修士論文中間発表会を行いました.この時期に研究室内で修論中間発表会を行う目的は,修士論文のまとめ方を早い段階で検討し,今後の課題やスケジュールを確認することにあります.
もちろん個人差はありますが,今年度もM2の修士研究は全体的に順調に進捗しており,それぞれの日頃の研究活動の成果がよく伝わってくる発表会だったと思います.研究が進んでいる人は,より難易度の高い新しい研究課題にチャレンジしたり,学会発表や論文投稿を検討するなど,積極的に進めていくとよいでしょう.また,修論のストーリが完成していない人は,新規性や有用性といった研究のポイントを明確にし,魅力的な結論が導けるよう検討してみてください.
自己評価用のチェックリストを以下にまとめておきます.各自,今回の中間発表について,もう一度,よく内容をチェックしてみるとよいでしょう.
1.研究題目は研究の特徴や魅力を端的に表しているか,
2.研究の必要性はクリアか,
3.研究目的は明確で説得力があるか,
4.従来研究のサーベイは十分か,
5.従来研究の問題点が明確に示されており,解決すべき研究課題が明示されているか,
6.研究の新規性,オリジナリティが明確になっているか,
7.研究内容の再現性,一般性,普遍性は十分か,
8.研究結果は従来研究の結果と比較して魅力的か,
9.目的に挙げた研究課題が解決されているか,
10.結論は明確か
今年度の電気システム制御プログラム主催の修士論文中間発表会は11月13日(水)に予定されています.夏休み期間中の時間を有効に活用し,9月末までには修士論文の内容がおおよそ固まるよう,進めていくとよいでしょう.
M2のみなさん,発表,おつかれさまでした!
7月に開催した卒論中間発表会,修論中間発表会を最後に,生体システム論研究室2024年度前期全体ゼミは今日で終了しました.今年もリモート環境での全体ゼミを行いましたが,ほとんどの行事を問題なく実施することができました.また,いくつかの論文や研究費が採択されるなど,研究面では充実した2024年度前期となりました.学生のみなさんも就活や授業などいろいろと忙しかったと思いますが,M1, B4の新加入生も研究のスタートアップを順調に進めてくれ,いろいろな面で実りの多い2024年度前期となりました.
このあと全体ゼミは10月まで夏休みに入ります.夏休み期間中は各自の状況に合わせて,それぞれ有意義な時間を過ごすとよいでしょう.大学院博士課程入学試験を受験予定のみなさんは,8月22日,23日の大学院入試に向けてしっかりがんばってください!健闘を祈ります.
7月25日に広島県内全域に対して「新型コロナ医療ひっ迫警報」が発令されました.各自,体調管理には気をつけながら有意義な夏休みをお過ごしください!