生体システム論研究室では,毎週開催している全体ゼミで学部4年生(B4)と大学院博士課程前期学生(M1, M2)が研究発表を行っています.
今年度もMicrosoft Teamsによるリモート全体ゼミを開催しており,毎週金曜日に発表者がプレゼンテーションを行っている様子を研究室内のゼミ室からライブ配信しています.発表者はPowerPointで作成したスライドにより,研究目的,内容,進捗,結果,考察などを説明し,聴講者はMicrosoft Formsによりそのプレゼンテーションを評価します.
評価方法はアンケート形式で,Formsの評価項目は以下のとおりです.
1. 視聴覚・情報機器の使い方は効果的でしたか
2. 発表者の声,話し方は聞き取りやすかったですか
3. 理解すべき重要な箇所が強調されるなど,発表の説明はわかりやすかったですか
4. 発表に対する発表者の熱意を感じましたか
5. 研究内容は興味深いものでしたか
6. 前回の発表からの進展に満足しましたか
7. 総合的に判断して,この発表に満足しましたか
8. コメント(自由記述)
1~7の項目に対しては5点,4点,3点,2点,1点の5段階評価としていますので,最高点は35点,最低点は7点です.全体ゼミ終了後,全員のアンケート結果をFormsにより自動集計して,発表者を除く全評価者による評価合計点の平均点を計算し,これを各発表者の総合得点としています.また,総合得点35点を100%,7点を0%として得点率を算出しています.
オール4点が得点率75%ですので,得点率80%以上を優れた発表の目安としています.発表者には総合得点および得点率とともに,記入者名を削除したアンケート結果をフィードバックします.また発表内容をまとめた全体ゼミの議事録の中で,高得点を獲得した優秀発表者を学年ごとに表彰しています.
聴講者による発表評価アンケートを行う目的は大きく分けて以下の2点です.
(1) 発表者に聴講者の感想や意見をフィードバックし,発表内容,研究内容を改善するための手掛かりを与えること
(2) 聴講者に緊張感のある積極的な聴講を促すとともに,的確な質問やコメントを行うための能力を養うこと
全体ゼミでの発表と聴講は自分の力を高めるための絶好の機会であり,はじめは戸惑うと思いますが繰り返し行っているうちに必ずその成果が表れます.
発表者は得点率80%以上の優秀発表を目指して,また聴講者は鋭く有意義なコメントができるよう,互いにリスペクトと思いやりの気持ちを忘れることなく真摯に取り組むとよいでしょう.
今年度も優秀発表者表彰を目指してがんばってください!!