生体システム論研究室では,研究分野ごとの研究会を定期的に開催しています.
研究会では,各グループメンバーだけでなく共同研究者の方々を交えてディスカッションを行います.共同研究者は他学部・他大学・病院などの先生方や企業・公的研究機関等の研究者で,その専門分野も電気システム情報分野にとどまらず,医学,脳科学,心理学,保健福祉,生物学など多岐にわたっています.
2022度は主に8つの研究会を開催します.
■筋電義手・バイオリモート研究会
■血管弾性研究会
■COI研究会(末梢血管剛性関連,匂い関連)
■脳波関連研究会
■高次脳機能研究会(生体機能計測関連,脳機能評価関連)
■乳幼児発達研究会
■ゼブラフィッシュ電気生理研究会(旧小型魚類研究会)
■picoleaf研究会(new)
筋電義手・バイオリモート研究会は発足当時のバイオリモート研究会時代から数えて通算83回(筋電義手研究会は53回),血管弾性研究会は75回開催しています.COI研究会(末梢血管剛性関連と匂い関連に分けて開催),脳波関連研究会,高次脳機能研究会,乳幼児発達研究会,ゼブラフィッシュ電気生理研究会は通算回数は不明ですが,ほぼ毎月開催しています.
今年度は,研究テーマ数が増加している高次脳機能研究会を生体機能計測関連,脳機能評価関連の2つに分割し,それぞれ月1回の開催を予定しています.また,脳波関連研究会と乳幼児発達研究会はいくつかの研究テーマを統合し,新たなメンバーで開催することにしました.さらに,村田製作所との共同研究打ち合わせをpicoleaf研究会として再編しました.
上記の研究会だけでなく,他にも研究テーマごとに定期的な研究打ち合わせを行っており,いずれも各分野の専門家の先生方と交流ができ,研究会を通じて学界や社会に関する最新の情報を得ることもできる貴重な機会です.
研究会で発表する際には,研究室外の方にもわかりやすく説得力のあるストーリーを組み立てる必要があり,研究発表の良い訓練になります.4年生のみなさんは最初は緊張すると思いますが,慣れれば必ず落ち着いて発表できるようになります.各分野の専門家の先生方と堂々とディスカッションできるようになれば自分に力がついた証拠であり,そのことが自信につながっていくと思います.
各研究会とも学問領域の境界を超えた学際的な研究に取り組んでおり,産学連携や医工連携活動を通じて有意義な研究成果を世の中に発信していければと考えています.