2021年6月上旬,生体システム論研究室所属学生の就職活動は,経団連が定めた採用選考活動の開始日(いわゆる「面接解禁日」)の直後に終了した人が多く,順調に進んでいます.
今年度の就職活動は昨夏のインターンシップから始まりました.新型コロナウィルス感染症の流行に伴う緊急事態宣言発令により国内の移動が制限され,リモートインターンシップやリモート面接というこれまでに経験したことがないような事態に直面しながら就職活動を続けてきたみなさんは本当にたいへんだったと思います.
このような厳しい状況にもかかわらず,しっかりと準備を進め,例年通りの早い時期にほぼ全員の進路が決定しました.以下が大学院博士課程前期10名の進路です.
■博士課程後期進学:1名
■企業就職:9名
内々定先: 日本光電工業株式会社,株式会社日立製作所,株式会社エヌ・ティ・ティ・データ,パナソニック株式会社(2名),株式会社NTTドコモ,パナソニックITS株式会社,コベルコ建機株式会社,株式会社豊田自動織機
内々定先は,いずれも日本を代表する有名企業で,素晴らしいと思います!
研究開発職を希望することが多い理系大学院生の就職活動において,最も評価される点は間違いなく研究室で取り組んできた研究活動です.クラブやサークルでの課外活動やアルバイト経歴などはほとんど考慮されないと言ってよいでしょう.また,コミュニケーション能力は重視されますが,話の内容が論理的かつ魅力的でしっかりしていれば,少しくらい喋りが下手でも大きな問題ではありません.
採用面接で重視される点は,
・学部生/大学院生のときに,研究に真剣かつ自分の問題として能動的に取り組んできたか,
・独創的で新規性のあるアイデアや研究を進めるうえでの工夫を発想することができるか,
・研究上の困難を自身の力で乗り越えるだけの情熱と精神的な強さを備えているか,
・研究内容をわかりやすく,おもしろく,元気よく,一生懸命に説明することができるか,
・魅力的な特徴や能力を備えているか
といった点だと思います.
来年度の就職活動がどうなるのかについては予断を許さない状況が続いていますが,M1の皆さんの活動も始まりつつあるようです.少しずつ準備を進めていくとよいでしょう.M1だけでなくB4の人たちも,いまのうちにM2の先輩たちの体験談を聞いておくといいですね.
就活を終了したみなさん,本当におつかれさまでした.そして,おめでとうございます!!
これから就活を行うみなさん,がんばってください.健闘を祈ります!!