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第555回 「未来の起源」

2019.10.18

2019年9月8日に放送された「未来の起源」に古居 彬先生(当時D2)が出演しました.

「未来の起源」は,最先端科学の研究に携わっている若手研究者の普段の活動や研究テーマを選んだ理由,その未来に何を想い描いているのかをインタビューし,研究者を通してその分野の現在や未来像の知識を伝える番組です.

生体システム論研究室では,「未来の起源」となり得る研究や人材育成に引き続き取り組んでいければと思っています.

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「未来の起源」

「最先端科学。その分野は多岐にわたります。そうしてそれは想像をはるかに超えた形で社会と繋がってゆきます。さらなる未来を作り出そうとしている若き研究者たち。「閃き」「イメージ」をもとに、10年、20年、30年先になるかもしれない「未来像」を現実のものとするべく研究テーマに挑戦し続けているのです。
「いま、その研究分野では一体何が行われているのか?」
様々な研究に注がれる若き情熱と思いを、時には温かなエピソードなどを織り交ぜながらご紹介いたします。日本を元気づけ、日本を再認識するための新たな問いかけが始まります。 」
https://www.tbs.co.jp/program/mirainokigen.html

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「広島大学・古居彬・筋電義手の研究」
未来の起源
TBSテレビ 2019年9月8日,BS-TBS 2019年9月15日)

内容:
広島大学大学院工学研究科・生体システム論研究室(辻グループ)の古居彬は、ロボット義手操作に関する研究をしている。
開発しているのは、筋肉が発生する微弱な電気信号で操作する筋電義手。
通常の筋電義手の多くは握ったり開いたりといった操作しかできないが、古居が開発した義手は5本の指の独立した動きを制御できる。
各指に対応した筋電信号をコンピューターに学習させるだけで、複雑な動きを再現することに成功した。
実用化されればこれまでの筋電義手よりもできることが多くなると期待されている。
古居は「体の不自由な方のサポートができることにやりがいを感じる。この技術は義手に限らず、コンピューターやスマートフォンにも応用できる技術だと思うので、とても夢があると考えている」と語る。

♪「STEALTH」押尾コータロー。
ナレーター・隆麻衣子。
https://jcc.jp/news/15111239/