2019年度も6月1日が経団連の採用選考活動の開始日(いわゆる「面接解禁日」)でしたが,2019年度の生体システム論研究室M2の就職活動は6月中旬に終了しました.
今年の就職活動も昨年同様,春頃(早いところでは昨秋頃)から始まりました.経団連の面接解禁日は6月1日ですが,最終面接前のジョブマッチングやインターンシップ,また経団連に加入していない企業の採用面接はもっと早く始まります.今年のM2は早くからしっかりと準備を進め,面接解禁後,早々に全員の就職先が決定しました.
・企業就職:10名
内々定先:シスメックス株式会社,ソニー株式会社,中国電力株式会社,パナソニック株式会社(3名),富士通株式会社,マイクロンメモリジャパン合同会社,三菱重工株式会社,ヤフー株式会社,レバレジーズ株式会社
大手電機メーカーから新進気鋭の企業までバラエティに富んだ就職先ですが,いずれも日本を代表する有名企業です.素晴らしいと思います.M2のみなさん,おめでとうございます!
研究開発職を希望することが多い理系大学院生の就職活動において,最も評価される点は間違いなく大学における研究活動です.クラブやサークルでの課外活動やアルバイト経歴などはほとんど考慮されないと言ってよいでしょう.また,コミュニケーション能力は重視されますが,話の内容が論理的かつ魅力的でしっかりしていれば,たとえ少しくらい喋りが下手でも大きな問題ではありません.
採用面接で重視される点は,
・大学,大学院時代に研究に真剣かつ自分の問題として能動的に取り組んだか,
・独創的で新規性のあるアイデアや研究を進めるうえでの工夫を発想することができるか,
・研究上の困難を自身の力で乗り越えるだけの情熱と精神的な強さを備えているか,
・研究内容をわかりやすく,おもしろく,元気よく,一生懸命に説明することができるか,
・魅力的な特徴や能力を備えているか
といった点でしょう.
来年度の面接解禁日がどうなるのか,まだはっきりしませんが,M1の皆さんもあせることなく少しずつ準備を進めていくとよいでしょう.