特許とは「発明」を保護するための制度で,国が発明をした者に対して特許権という独占権を与えることでその発明を保護すること,さらに出願された発明の技術内容を公開して利用を促進することで産業全体の発展に寄与することを目的としています.
生体システム論研究室では,2000年ころから特許出願を開始しました.特許権を取得するためには,特許庁に特許出願をし,特許査定されることが必要です.特許査定されると,出願人がその発明についての特許権を取得し,原則として出願日から20年間,当該発明の利用を独占することができます.
今回,ホームページ担当の古居 彬君と一緒に,これまでに生体システム論研究室から出願した特許情報を整理し,最新の状態に更新しました.
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/publications/patents
2018年12月12日時点での特許関連件数は以下の通りです.
特許出願:56件(国内46件,国際10件)
取得特許:33件(国内25件,国際 8件)
特許の対象となる「発明」とは,「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう」と特許法2条1項に定義されています.今後も「高度な技術的思想の創作」につながるような研究を進めていければと思っています.