6月1日は経団連が定めた採用選考活動の開始日(いわゆる「面接解禁日」)でしたが,2018年度の生体システム論研究室M2の就職活動は6月下旬に終了しました.
今年の就職活動は春頃(早いところでは昨秋)から始まりました.経団連の面接解禁日は6月1日ですが,最終面接前の事前審査やインターンシップ,また経団連に加入していない企業の採用面接はもっと早く始まります.今年のM2はしっかりと準備を進め,面接解禁後,早々と全員の進路が決定しました.以下が12名の進路です.
・博士課程後期進学:1名
・企業就職:11名
内々定先:NTT研究所,NTT東日本,トヨタ自動車,マツダ,中国電力,
ソニー(2名),島津製作所,ヤフー(2名),リクルート
自動車メーカーからIT企業までバラエティに富んだ就職先ですが,いずれも日本を代表する大企業です.素晴らしいと思います.M2のみなさん,おめでとうございます!
研究開発職を希望することが多い理系大学院生の就職活動において,最も評価される点は間違いなく大学における研究活動です.クラブやサークルでの課外活動やアルバイト経歴などはほとんど考慮されないと言ってよいでしょう.また,コミュニケーション能力は重視されますが,話の内容が論理的かつ魅力的でしっかりしていれば,たとえあがり症で少しくらい喋りが下手でも大きな問題ではありません.
最も重視される点は,
・大学,大学院時代に研究に真剣かつ自分の問題として能動的に取り組んだか,
・独創的で新規性のあるアイデアや研究を進めるうえでの工夫を発想することができるか,
・研究上の困難を自身の力で乗り越えるだけの情熱と強さを備えているか,
・研究内容をわかりやすく,おもしろく,元気よく,一生懸命に説明することができるか,
・魅力的な特徴や能力を備えているか
といった点でしょう.
来年度の面接解禁日は今年度の実情を考慮して早くなる可能性があると言われています.M1の皆さんも少しずつ準備を進めていくとよいでしょう.