2月18日(水)の卒業論文発表会,2月27日(金)の修士論文発表会とも無事終了し,今日で平成26年度の全体ゼミも終了です.
今年度の卒業論文発表会は2月18日(水)に行われ,本研究室からは4年生8名が卒業研究内容を発表しました.(三戸君は都合により3月18日に卒論発表を行います.)
1年間,全力で取り組んだ研究成果がよくあらわれた卒論発表で,研究内容,プレゼンテーション,質疑応答とも素晴らしかったと思います.
発表者と研究題目は以下のとおりです(50音順).
荒川 剛
指先接触面変化に着目した持ちやすさ評価
有国 文也
認知情報処理モデルに基づくタブレット用高次脳機能簡易検査アプリケーションの開発
江藤 慎太郎
5指駆動型筋電義手操作を目的としたトレーニングシステムの開発
尾倉 侑也
てんかん発作診断支援のための乳幼児モニタリングシステム
岸下 優介
リアルタイム筋負担度可視化システムの構築
坂本 一馬
線虫(C. elegans)の神経回路モデルの構築と化学走性メカニズム解析
高橋 啓太
筋骨格モデルによる身体サポートウェアの評価
藤澤 昂征
小型魚類の呼吸波を用いたカメラレス行動解析システムの開発
三戸 景永
電磁誘導を利用した触診可能非侵襲連続血圧計
次に,2月27日(金)の修士論文発表会では以下の6名が発表を行いました.
全員,魅力的な研究内容で,学生生活の最後にふさわしい発表でした.
質疑応答もよかったと思います.
今儀 潤一
A Signal-dependent Noise Model for Surface EMG Signals
(表面筋電位信号のための信号強度依存ノイズモデル)
氣比田 晃士
Fingertip Force Estimation based on the deformation of the fingertip
(接触面変化に基づく指先印加力推定法の提案)
櫻田 浩平
Endpoint Compliance Based on Estimation of Muscle Activity by a Musculoskeletal Model
(筋骨格モデルを用いた手先筋活性度コンプライアンス)
佐藤 純平
Development of a Wearable Sensorimotor-Enhancing Suit
(感覚運動機能を向上させるウェアラブルスーツの開発)
松岡 玄樹
A Novel Monitoring System for Autonomic Nervous Activity Using an Aortic Pulse Wave Sensor
(体表脈波センサを利用した自律神経活動モニタリングシステムの提案)
右田 涼
A Support System for Evaluating Intervention Effects Based on Behavior Analysis
(行動解析に基づく療育効果の評価支援システムの開発)
各自,研究内容をもう一度,よく精査し,進学する人は自分の今後の研究課題を,卒業する人は引き継ぎの研究課題をまとめておくとよいでしょう.
すべての研究テーマとも十分に魅力的であり,今後,さらに発展させたいと思っています.
今日で2014年度の全体ゼミは終了しましたが,2015年度卒業研究テーマ説明会が3月2日(月)に,研究室公開(オープン・ラボ)が3月10日(火)に予定されています.
また,3月18日(水)には新しい4年生が研究室に配属され,新年度に向けての活動を開始します.
4月7日(火)からは平成27年度(2015年度)の全体ゼミを開始する予定です.
2014年度もあっという間の一年でしたが,プロジェクトや共同研究も順調で,良い1年だったと思います.
研究室メンバーや研究協力者の皆様をはじめ,生体システム論研究室の運営に関わってくださったすべての方々に改めて御礼申し上げます.
来年度も引き続き,どうぞよろしくお願いします!