2010年度も全体ゼミ研究発表の評価アンケートを実施しています.評価項目は以下のとおりです.
1. 視聴覚・情報機器の使い方は効果的でしたか
2. 発表者の声,話し方は聞き取りやすかったですか
3. 理解すべき重要な箇所が強調されるなど,発表の説明はわかりやすかったですか
4. 発表に対する発表者の熱意を感じましたか
5. 研究内容は興味深いものでしたか
6. 前回の発表からの進展に満足しましたか
7. 総合的に判断して,この発表に満足しましたか
8. コメント(自由記述)
1〜7の項目に対しては4, 3, 2, 1, 0の5段階評価としていますので,各評価点の合計点は28点満点となります.
ゼミ終了後,全員のアンケート結果を集計して,評価合計点の全評価者による平均点(発表者本人の自己採点分は除く)を計算し,これを各発表者の総合得点としています.
今年度は,各学年の発表者のなかから高得点者を公表し,表彰する予定です.
おおむね得点率 80%以上(28点満点ですから22.4点以上)が,優れた発表の目安になると思います.
また,アンケートは記名式ですが,記入者の名前を削除した後,アンケート用紙を発表者にフィードバックしています.
評価アンケートを行う目的は,
(1) 発表者に聴講者の意見をフィードバックし,発表内容,研究内容を改善するための手掛かりを与えること
(2) 聴講者に緊張感を与え,積極的な聴講を促すこと
(3) ゼミ中にできなかった質問や指摘を発表者に伝える機会を与えること
の3点です.
新4年生もすでに多くのコメントを記入してくれています.
中には単なる感想にとどまらず,「このような工夫をしたらどうか」とか,「この点を考慮したほうがよい」というような研究内容に関する新しいアイデアの提案,今後の課題の指摘を行っている人もおり,感心しています.
引き続き,発表や質疑応答のやりとりをよく聴き,気がついたことや思ったことをコメントとして記入するといいでしょう.
発表者にとっても聴講者にとっても,互いの力を高めあう良い機会になると思います.相手に対する敬意と思いやりの気持ちを忘れることなく,常に真剣かつ新鮮な気持ちで取り組むといいでしょう.