今日で2009年の全体ゼミも終了し,今年も残すところあと1週間余りとなりました.
今年は工学研究科リニューアルや大学院改組などさまざまな行事が重なり多忙な1年となりましたが,生体システム論研究室としては例年同様,活発な活動を継続することができました.
特に,地域イノベーション創出研究開発事業(粘弾性インデックスに基づく血管ストレスモニタリングシステム),科学研究費補助金新学術領域研究(生物行動のシステム工学的解釈とバイオミメティックセンサシステムの提案),都市エリア産学官連携促進事業平成21年度可能性試験(パーキンソン病診断システムに係る健常人による臨床試験の実施)など大規模なプロジェクトが続き,関係者のみなさんはたいへんだったと思いますが,いずれも順調に研究を進めることができたと思います.
また,7月にはイタリアからピエトロ・モラッソ先生,プシケ・ジャノーニ先生をお迎えし,たいへん楽しい時間を過ごすことができました.
これも,研究室スタッフ,学生諸君,多くの共同研究者・研究協力者の皆様をはじめ,本研究室を支えてくださったすべての人たちのおかげです.
ここに改めて御礼申し上げます.
以下,2009年の生体システム論研究室の研究業績をまとめておきます.
* 学術雑誌論文:12編(掲載決定を含む)
* 国際会議論文:17編(Proceedings印刷中を含む)
* 国内学会発表:26件
* 著書(分担執筆):1件
* 博士学位論文:3件
* 招待講演:6件
* 受賞:4件
* 記事:1件
* 展示会・見学会:2件
* 特許出願:5件
昨年からの金融危機や新型インフルエンザ騒動,さらには地球温暖化などを考えると,いろんな意味で時代が大きく変わろうとしているようです.
就職活動を控えているみなさんはたいへんだと思いますが,ピンチをチャンスに変えるような発想で乗り切ってくれればと思います.
そのためにはできるだけ視野を広げていろいろな世界に興味を向けるとともに,自分自身のスキルアップとエビデンスとしての研究業績を意識しながらそれぞれの研究に取り組むことが肝要です.
来年も引き続き活発な活動が維持できるよう,みんなで力をあわせてがんばりましょう.
2010年もどうぞよろしくお願いします!.