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第196回 全体ゼミでの発表評価アンケート,今年度も実施中

2009.04.20

2009年度も全体ゼミ研究発表の評価アンケートを実施しています.
以前にも書きましたが,評価アンケートを行う目的は3つあります.

1.発表者に聴講者を強く意識させる:
発表者は自分の発表が聴講者に伝わったのかどうか,どのように評価されたのかを知ることができ,次回の発表に活かすことができます.

2.聴講者に緊張感を与え,積極的な聴講を促す:
的確な質問や評価を行うためには,神経を研ぎ澄まし,考えながら発表を聴く必要があります.
居眠りなどできませんね.

3.ゼミ中にできなかった質問や指摘を発表者に伝える
時間の関係でできなかった質問,あとから思いついたこと,間違っているかもしれない質問など,遠慮なくなんでも書けます.

今年は,新4年生全員がすべての発表に対して多くのコメントを記入してくれており, 感心しています.
中には単なる感想やコメントにとどまらず,「このような工夫をしたらどうか」とか,「この点を考慮したほうがよい」というような研究内容に関する新しいアイデアの提案・今後の課題の指摘を行っている人もおり,驚きました.
引き続き,発表や質疑応答のやりとりをよく聴き,気がついたことや思ったことをコメントとして記入するといいでしょう.
鋭く,おもしろいコメントを期待しています.

1年間の全体ゼミを通じてこの評価アンケートが機能すれば,発表者も聴講者も大きく成長することができると思います.
そのうち慣れてきて中だるみすることもあるかもしれませんが,はじめてこの評価アンケートを記入したときの緊張感を忘れずに,発表者も聴講者も常に新鮮な気持ちで取り組むといいでしょう.