年が明けて早くも2週間が過ぎ,今日から全体ゼミのスタートです.
昨年は特に後半に,地域イノベーション創出研究開発事業や科学研究費補助金(新学術領域研究)などの大きなプロジェクトが採択され,研究室の活動もますます活発化しています.
また,年末からは坂本さん,岡本君,島君の博士学位審査が始まり,例年通り,2月末には博士論文,修士論文,卒業論文を提出する予定です.
研究室メンバー全員で協力しながら,できるだけ早め早めのスケジュールで進めていければと思います.
学会の論文誌に掲載されるような高いレベルの論文を目指して,最後までがんばってください!
一方,1月10日には,客員研究員として本研究室に1年間滞在したアルハンさん(Dr.
Erhan Akdogan)がトルコ共和国に帰国されました.
滞在中,本研究室で提案しているサイバネティック・インタフェースの概念とロボット・リハビリテーションを融合したサイバネティック・リハビリテーション・エイド(CRA)の開発を進め,非常に魅力的な研究テーマを立ち上げてくれました.
帰国後も引き続き,CRAに関する国際共同研究を継続する予定です.
アルハンさんからの情報によると,トルコを含めた東ヨーロッパ地域ではロシアによる天然ガス供給停止に伴う混乱がかなり広がっているようです.
日本でも,昨年の金融破綻に続く実体経済の減速,雇用不安などが続いています.
最近はこのようなニュースが多く,今年,研究室から社会に出て行く予定の人や就職活動を行う予定の人の中には,現状に不安を感じる人もいるかもしれません.
しかし,このような時代だからこそ,自分自身を見失うことなく,自分の力を信じてなすべきことを一つ一つきちんと責任を持って進めていくことが大切です.
これまでと同様,生体システム論研究室は,2009年も何事も恐れず,侮らず,自分たちの活動をしっかりと行っていければと思います.
本年もどうぞよろしくお願いします!