毎年,10月初旬から12月中旬にかけて,多くの学会の学術講演会やシンポジウムが開催されます.
8月,9月にはそれらの学会の予稿の締切日が設定されており,本研究室でも,現在, 第29回バイオメカニズム学術講演会,第41回日本人間工学会中国・四国支部大会,
The 13th International Conference on Biomedical
Engineeringなどに向けて,多 の学生が予稿の作成に取り組んでいます.
いつも言っていることですが,学会予稿の作成はこれまでの研究成果を総括し,客観的に自分の研究の現状,レベルを見直すよい機会です.
予稿としてまとめるためには,研究背景,従来研究の問題点,自分の研究のオリジナリティ,成果,今後の課題などが明確にされておらねばならず,その内容が科学論文としての体裁を備えたきちんとした書き言葉で書かれていなければなりません.
初めて論文を作成する4年生にとっては,かなりたいへんな作業になると思いますが,同時に良い勉強になると思います.
それから,当然のことですが,設定された締め切りを守ることも大切です.
そのためには,早めの着手ときちんとしたスケジュール管理が必要です.
もちろん,締め切りに気をとられて妥協をしすぎてしまい,研究のレベルを下げてしまうことは絶対に避けたいですね.
現在,論文作成にあたり,多くの院生の人たちが後輩の研究指導を行い,論文作成の助けをしてくれています.
指導してもらった人たちは,自分自身の研究課題をこなしながら後輩の面倒を見てくれている先輩達に感謝するとともに,いずれ後輩の研究指導ができるようしっかり力をつけていってください.
他の人の論文作成指導にはかなりの実力が必要で,院生の人たちは非常によくやってくれていると思います.
グループ全体,研究室全体に貢献ができる人こそ,高く評価されるべきと思います.
では,引き続き,できるだけ良い研究発表が行なえるよう,がんばってください!
良い学会発表を期待しています.