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第156回 ヒアリング審査

2008.05.19

先日,ある研究開発事業のヒアリング審査に参加しました.

ここ数年,大学ではいろいろな場面で「評価」をされることが多くなりました.
教育活動や研究活動,社会的貢献などの実績が定期的に評価され,また研究提案を行なう際には提案内容に関する審査が行なわれます.
準備はなかなかたいへんですが,自分自身の活動を客観的に見直すという意味では良い機会です.
外部の方々に評価されることにより,いままで考えてもみなかったような意外な視点や新しい方向性に関するヒントが得られることもあります.

学生の就職活動も,ある意味,評価の一種であり,特に面接試験はヒアリング審査そのものでしょう.
自分自身の考えや普段の活動,能力,特長などを客観的に考えてみる良い機会だと思います.

一般に,ヒアリング審査を受ける際には,

  • ポイントを明確かつシンプルに説明すること.
  • 自分のオリジナリティを強調すること.
  • 具体的なエビデンスを示すこと.

の3つが大切です.
セールスポイントをわかりやすく,かつ客観的に示すことができれば,特長を効果的にアピールできます.
これは普段の研究発表や論文執筆の際にも言えることですね.

自分の研究テーマについて,そして自分自身の特長や能力について,説得力を伴う魅力的な説明ができるかどうか,ぜひ確認してみてください.
そして自分の説明を客観的に評価してみてください.
さて,どのような評価結果が得られるでしょうか?