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第153回 研究発表評価アンケート実施中

2008.04.21

本年度も全体ゼミにおいて,研究発表の評価アンケートを実施しています.

評価アンケートの目的は,主に3つあります.
第一は時間的制約によって受け付けることができなかった質問や発表終了後に思いついた質問を発表者に伝える機会を与えること,第二は研究発表を聴いた人たちの素直な評価・感想を発表者にフィードバックすることです.
これにより,発表者は自分の言いたかったことがきちんと聴衆に伝わったかどうか,どのような点が良かった/足らなかったのかを知ることができます.

また,第三は研究発表を聴いている人に緊張感を与え,他のメンバーの研究発表に対して,より積極的な聴講を促すことです.
他者の発表を評価するためには自分が下す評価に責任を持つ必要があり,それには真摯で積極的な聴講態度が必要です.
そして最終的には,自分自身の研究発表に対する責任と客観的な自己評価能力につながります.

今年度,用意している質問項目は以下のとおりです.

  1. 視聴覚・情報機器の使い方は効果的でしたか
  2. 発表者の声,話し方は聞き取りやすかったですか
  3. 理解すべき重要な箇所が強調されるなど,発表の説明はわかりやすかったですか
  4. 発表に対する発表者の熱意を感じましたか
  5. 研究内容は興味深いものでしたか
  6. 前回の発表からの進展に満足しましたか
  7. 総合的に判断して,この発表に満足しましたか
  8. コメント(自由記述)

1〜7の項目に対しては0,1,2,3,4の5段階評価とし,各評価点の合計点を総合評価(28点満点)としています.
ゼミ終了後,総合評価の平均点と得点率の平均値,および全発表者のなかから高得点者名を公表します.
また,アンケートは記名式ですが,記入者の名前を削除した後,アンケート用紙を発表者にフィードバックします.

今年はM1, B4の新メンバーの人たちも多くのコメントを記入してくれており,なかには非常に鋭い意見も見られます.
慣れるまでは大変だと思いますが,発表をよく聴き,疑問に感じたこと,気づいたことなどを積極的に記入するよう心がけるといいでしょう.
また,自分の発表の準備をするときには,事前に自分自身の発表内容を客観的に評価してみるといいと思います.

発表者と聴講者が互いに刺激しながら高めあうことができれば素晴らしいですね.