テレビ番組の取材があり,研究協力者の藤田和幸さん,小林勝さんをお迎えして,筋電操作実験を行いました.
(対応してくれた筋電グループのみなさん,おつかれさまでした!)
藤田さんには,数年前から筋電アームの制御実験にご協力いただいています.
職場での事故で右手前腕部を切断されましたが,いろんなことに非常に積極的に挑戦しておられる優秀な方で,運動神経も抜群です.
本学へ来られるときには,三原から自動車を運転してこられます.
本研究室で開発してきた筋電アームが成功を収めることができたのも,藤田さんのおかげといっても過言ではありません.
昨年は,愛・地球博に参加していただきました.
小林さんには,昨年からCHRISやBio-Remoteの開発にご協力いただいています.
小林さんは高校時代に体操選手として活躍されていたのですが,鉄棒演技中の事故で頚椎を損傷され,長い間,不自由な生活を余儀なくされていました.
本研究室の研究協力者でもある大塚彰先生(県立広島大学教授)のご尽力もあり,現在は電動車椅子を乗りこなし,いろんなことに挑戦されています.
CHRISも完璧に使いこなしておられます.
昨年は,国際ロボット展に参加していただき,東京ビッグサイトで実演していただきました.
お二人とも非常に明るく前向きな方で,研究室で行う実験にも,いつも二つ返事で駆けつけてくださいます.
身体的な条件などまったく意に介することなく,いろんなことに積極的に挑戦されているお姿にはいつも感心させられます.
私たちの研究は,藤田さん,小林さんをはじめとする多くの協力者の方々のおかげで成り立っています.
少しでもみなさんのお役に立つような研究成果が挙げられればと 思います.
(お二人の筋電操作の様子は,5月5日(金)か12日(金)に日本テレビ「ザ・ワイド」という番組の中で放送される予定です.)