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第48回 ゼミ発表評価シートをリニューアルしました

2005.10.19

本研究室では,毎週,学生の研究発表を学生たち自身で評価するという試みを続けています.
評価項目は以下の6項目で,A4用紙1枚に発表者5名分の評価点を記入(記名式)するとともに,質問,コメント,感想などを自由に記入することができます.

1 視聴覚・情報機器の使い方は効果的でしたか.
2 発表者の声,話し方は聞き取りやすかったですか.
3 理解すべき重要な箇所が強調されるなど,発表の説明はわかりやすかったで すか
4 発表に対する発表者の熱意を感じましたか.
5 研究内容は興味深いものでしたか.
6 総合的に判断して,この発表に満足しましたか .

アンケート結果は毎回集計し,評価点(評価者全員の平均点),得点率(%)を計算し,発表者の名前は伏せて公表するととももに,発表者本人には自身の得点を知らせ,他の学生が記入した評価シート(評価者の名前は削除)を渡します.

ゼミ終了後に評価シートを回収し,まず3名の教官が各学生の評価シートをチェックしてから集計をするのですが,毎回,的確かつ重要な指摘を非常に小さい文字で評価シートにびっしり書き込んでくれている人が多く見られ,いつも驚かされます.
記入のための時間をほとんど設けていないにもかかわらず,多くの人が真剣に評価をしてくれている様子が伝わってきます.
そこで,今回,評価シートを改定し,発表者3名分をA4用紙1枚にして,自由記入欄を少し大きくしました.
また,これまでは0〜4の評価点を,1〜5の5段階j評価に変更するとともに,提出締め切りをゼミ終了後約2時間(通常は14:00)に延長しました.

自分の発表を聴いて他の人がどう思ったのかを知ることは,非常に大切です.
もちろん,納得できることだけでなく,納得できないことも書かれていると思います.
しかし,納得できないことも,自分の発表を聴いた人が感じた真実です.
そこに書かれていることを次回以降の発表の際に参考にするとよいと思います.

一方,他人の発表を評価するためには,その発表に真剣に耳を傾け,その内容を短時間のうちに的確に理解する必要があることはもちろん,発表者が気がついていない有益な指摘ができるかどうかが問われていると
思います.
評価者自身の力を知る重要なバロメータになると思いますので,自分自身にプレッシャーをかけながら他人の発表を聴くとよいと思います.

さて,あなたの発表は何点でしたか?