http://biomecha.eng.kagawa-u.ac.jp/CME2005/
CME2005は,工学(特にロボティクスに関わる分野)と医学を融合した新しい研究分野の活性化を目指した国際会議で,本研究室からは3件の論文を発表しました.
工学寄りの研究と医学研究の間にはまだまだ距離があるようにも感じられましたが,いま,世の中でもっとも発展が期待されている分野のひとつであり,今後,このような工学と医学,生物学,医療・福祉を
融合させた分野が発展していくことは確実です.
本研究室で取り組んでいる研究テーマはいずれもこの分野に関連しており,その意味で非常にやりがいがあり,かつ従来研究の蓄積が比較的少なく,大きなチャンスに恵まれていると思います.
このような新しい分野でのパイオニアを志す人は,まずは博士号の取得を目指すとよいと思います.
大学・高専の教員や公的な研究機関の研究員になるにはもちろんのこと,最近では民
間の大企業に所属する研究者になるためにも,博士号を取得していることが必要条件になりつつあります.
博士号を取得しているということは,研究者に必要とされる知識と能力を備えているという証明であるとともに,研究者としてスタートを切れるだけの研究業績を有しているという証でもあります.
研究者ほどおもしろく,楽しく,またやりがいがある職業はないと思います.(もちろん,これは「私にとっては」という意味ですが.)
一人でも多くの才能ある若い人たちが研究者となり,この新しい分野の研究を進めてくれることを願っています.