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第6回 4年生のみなさん,卒研中間発表,ごくろうさまでした!!!

2004.07.27

「発表のあまりの素晴らしさに驚かされた」というのが,私の正直な感想です.
「4年生にとっては初めての発表会」ということも忘れてしまうほどでした.

自分が行っている研究をほかの人に伝えることは,簡単なことではありません.
もちろん,研究内容に伝えるだけの価値が必要だろうし,発表項目の決定と
その効果的な構成・ストーリー作り,スライドやビデオの作成,話し言葉の適切な選択,発声や身体の向き・身振りなどの発表態度,さまざまな質問に対して瞬時に反応しなければ
ならない質疑応答などがすべてそろってはじめて「良いプレゼンテーション」と言えると思います.
これは,かなりの考察力と労力と経験を必要とする作業ですが,私は「すぐれた研究者は
すぐれた発表者であるべき」と考えています.
適切で効果的な発表をするのに必要な能力は,
研究を進めていくのに必要な能力とかなりの部分,共通すると考えています.

今回の4年生のみなさんの発表は,上述したすべての項目において,十分,高いレベルに
到達していたと思います.
一人一人に対するコメントは省略しますが,全員,素晴ら
しい発表
だったと思います.
もちろん,「もっとこうすればよかった」とか,「もっとこうい
う風にいいたかったのに」
とかいろいろ心残りもあると思いますが,それもまた大切なことです.

次回の発表で,改善して行けばよいのです.
もっともっと,良くなると思います.

ひとつだけ,アドバイスをするとすれば,みんな,できるだけ自分の研究のゴールを意識してくれると
よいと思います.
「夢」に近いものでもかまいません.
普段から自分の理想としてのゴールを考えるようにし,そのゴール,夢を実現するための具体的な方策を考えてみてください.
考え続ければ,きっといろんなアイデアや構想が浮かぶと思います.
そして,それこそが研究の原動力
となるのだと思います.

担当院生のみなさん,本当におつかれさまでした!
各グループともすばらしい指導力を発揮してくれたと思います.
4年生に限らず指導してもらう立場のみなさんは,先輩達が費やしてくれた時間と労力を決して忘れず,また無駄にしないようにこころがけましょう.
もちろん,今後も先輩達がサポートしてくれると思います.
しかし,それに甘えることなく,できるだけ自分の力で研究が進められるように心がけてください.
もちろん,どうしても必要なときは先輩達の力を借りればよいと思います.
でも,そ
の場合も相手の状況をよく考え,相手に過度な負担がかからないよう,配慮する必要はあると思います.
本日の評価: 4年生だけでなくサポートしてくれた院生諸君も含めて,全員,
excellent!!!
各グループとも,ほんとうに素晴らしいチームワークだったと思います.