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第658回 M2の進路2022

2022.06.17

政府は2022年度(2023年3月)卒業・修了予定者(学部生,修士学生)の就職・採用活動について,従来と同様に以下のように定めています

・広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降

2022年6月上旬,生体システム論研究室大学院博士課程前期M2の就職活動は,採用選考活動開始日の直後に終了しました.

今年度も新型コロナウィルス感染症による混乱の中での就職活動となりましたが,リモートインターンシップやリモート面接というこれまでに経験したことがないような事態に直面しながら就職活動を続けてきたみなさんは本当にたいへんだったと思います.このような厳しい状況にもかかわらず,しっかりと準備を進め,早い時期に全員の進路が決定しました.

■企業就職:12名
内々定先: エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社,鹿島建設株式会社,株式会社島津製作所,株式会社東芝,BIPROGY株式会社(旧:日本ユニシス株式会社),パナソニックホールディングス株式会社(2名),マツダ株式会社,三菱電機株式会社,ヤフー株式会社(2名),ヤマトシステム開発株式会社

内々定先はいずれも日本を代表する有名企業で,素晴らしいと思います!

研究開発職を希望することが多い理系大学院生の就職活動において,最も評価される点は間違いなく研究室で取り組んできた研究活動です.クラブやサークルでの課外活動やアルバイト経歴などはよほどの特徴がない限り,ほとんど考慮されないと言ってよいでしょう.また,コミュニケーション能力は重視されますが,話の内容が論理的かつ魅力的でしっかりしていれば,少しくらい喋りが下手でも大きな問題ではありません.

採用面接で重視される点は,
・学部生/大学院生のときに,研究に真剣かつ自分の問題として能動的に取り組んできたか,
・独創的で新規性のあるアイデアや研究を進めるうえでの工夫を自発的に発想することができるか,
・研究上の困難を自身の力で乗り越えるだけの情熱と精神的な強さを備えているか,
・研究内容をわかりやすく,おもしろく,元気よく,情熱をもって説明することができるか,
・魅力的な特徴や能力を備えているか
といった点だと思います.

来年度の就職活動に向けてM1の皆さんの活動も少しずつ始まっているようです.M1だけでなくB4の人たちも,いまのうちにM2の先輩たちの体験談を聞いておくといいですね.

M2のみなさん,本当におつかれさまでした.そして,おめでとうございます!!