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第174回 第29回バイオメカニズム学術講演会,終了しました.

2008.10.31

10月25日(土),26日(日)の2日間,広島大学 東広島キャンパスにて第29回バイオメカニズム学術講演会を開催しました.
交通の便が悪く,また2日目には雨が降るという悪条件での開催となりましたが,予想を上回る参加者数,発表件数となり,よい学術講演会になったと思います.

詳細については,また次の機会に詳しくレポートしようと思いますが,この学術講演会では本研究室からも11名の学生が研究発表を行ないました.
はじめて学会発表を行なった人も多く含まれており,緊張したり,あがってしまったり,それぞれたいへんだったと思いますが,全員,立派な発表だったと思います.

以下は発表論文リストと発表者の感想です.
学会発表の臨場感や緊張感,達成感が伝わってきますね.
今回の経験を生かして,さらに良い発表ができるようがんばってください!

運転状況による手先インピーダンス特性変化の解析
加芝 祐介,田中 良幸,山田 直樹,末冨 隆雅,辻 敏夫
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 43-46,2008.

【感想・反省点】
質疑応答において,質問の意味を取り違え納得していただける回答に至るまでに時間がかかってしまった.
しかし,自分でもある程度納得できる回答ができたことはよかった.
質疑応答の中で,発表では研究内容を明確に伝えることが重要であることを学んだ.

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生体運動インピーダンスに基づくステアリング制御系の操作性評価
脇田 裕之,田中 良幸,山田 直樹,末冨 隆雅,辻 敏夫
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 47-50,2008.

【感想・反省点】
・緊張のため,発表が早口になってしまっていた.
・質疑応答で自分の考えをうまくまとめることができず,質問と回答が噛み合っていなかった.
日ごろから,もっと自分の研究の意義・目的を明確にしながら研究を進めていかなければと思いました.
・先生方からご指摘いただいた内容を今後の研究に生かしていきたいと思います.

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人間の頸部関節トルク特性に基づく運転負荷の解析評価
楽松 武,田中 良幸,梅津 大輔,宮崎 透,西川 一男,辻 敏夫
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 51-54,2008.

【感想・反省点】
初めての学会だったので緊張してしまい発表がやや早すぎたかもしれません.
また,実験について簡単に説明したのであまり伝わっていないように感じました.
質問に関しては自分なりにうまく答えられたと思いますが,後にもう少し上手く伝えられたのではないかと思える部分もありました.
自分の研究に対する知識不足や認識不足だったところもよく分かったので今後の研究に生かしてがんばろうと思います.

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機械学習による線虫筋モデルのパラメータ設定法
服部 佑哉, 鈴木 芳代, 曽 智, 辻 敏夫
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 147-148,2008.

【感想・反省点】
従来研究の問題点と本研究での解決策が,しっかり伝えられなかったと思います.
また,発表時間がオーバーしてしまったので,質疑応答を十分に行えませんでした.
そして,質問の意味をその場で理解することができず,答えることができませんでした.
その結果,誤解を持たれたまま発表が終わってしまいました.
次回の発表では,発表練習をしっかり行い,単純明快な内容のスライド作りを心がけます.

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アテンションと学習機能を有するマウス嗅覚系モデルの提案
曽 智,辻 敏夫,滝口 昇,大竹 久夫
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 149-152,2008.

【感想・反省点】
・ストーリー側の工夫:
前提(順応の定義など)や,シミュレーション結果(順応は似た匂いの識別に役立つ)の見せ方をもっと工夫する必要がある.
生物の機能を工学的に実現していくことを強調する.
・モデル側の工夫:
無視と順応の違いを議論いただいたところを見ると,モデルがやりたいことは伝わっていると考える.
しかしながら,現在のモデルは,様々なご指摘をいただいたとおり,生物学的な正確性に欠ける部分が目立つ.
従来研究のデータを調べ,モデルを詰めていく必要がある.

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小型魚類呼吸波の非拘束/非侵襲計測法
寺脇 充,平野 旭,曽 智,辻 敏夫
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 153-156,2008.

【感想・反省点】
「計測した信号がなぜ筋電ではなく呼吸波だと言えるのか」という質問に対しては,最後まで質問者に納得していただくことができませんでした.
一般的に納得できる情報を提示できなかったためだと思います.
今回初めて学会で発表させていただき,初見の方々に理解していただくことの難しさを実感しました.
今後の研究,学会に生かしていきます.

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磁気センサと動画像を用いた指タップ運動機能解析システム
髙木 寛,島 圭介,大澤 裕子,辻 敏夫,神鳥 明彦,横江 勝,佐古田 三郎
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 165-166, 2008.

【感想・反省点】
今回の発表は初めての学会というのもあり,非常に緊張しました.
発表に関しては,練習を何度もしていたので私なりにも問題なくできたと思います.
しかし,質疑応答の際にうまく答えることが出来ず,代わりに答えていただくということになってしまい,非常に反省しました.
今回の学会では,研究や発表は自分だけで行っているのではなく,研究グループの代表として行っているということを改めて実感しました.
この学会への参加は私にとって非常に有意義であったと思います.

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磁気センサを利用した指タップ力推定法の提案
田村 康裕,島 圭介,辻 敏夫,神鳥 明彦,横江 勝,佐古田 三郎
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 167-170,2008.

【感想・反省点】
発表は落ち着いて練習通りにできたと思います.
質疑応答も大体は回答できていたと思います.
今回の力推定で粘性項の考慮をしていないので,そのことに関して納得されていない方が多くいた気がします.
今後はもっと誰もが納得していただけるようなものを作っていきたいと思います.

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確率ニューラルネットに基づく指タップ運動機能評価法
島 圭介,辻 敏夫,神鳥 明彦,横江 勝,佐古田 三郎
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 171-172,2008.

【感想・反省点】
スライドにミスが目立った.
もう少し発表準備をしっかり進める必要があった.

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機械刺激による痛みに対する血管粘弾性インデックスの評価
河野 曜暢,Abdugheni Kutluk,松本 剛,柴 建次,辻 敏夫,
中村 隆治,佐伯 昇,河本 昌志,宮原 秀満,東 幸仁,吉栖 正生
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 221-222,2008.

【感想・反省点】
最初,スライドの表示に失敗し,発表時間も十数秒オーバーしてしまいましたが,発表全体はうまくできたと思います.
質疑応答に関して,質問者には最後まで納得していただくことができず,自分が深く考察できていないことを痛切に感じました.
逆に研究に足りない点を実感でき,学会発表は有意義なものになったと思います.

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EMG信号と触覚フィードバックを利用したダイレクト・リハビリテーション
片岡 仁之,Erhan Akdogan,島 圭介,辻 敏夫,長谷川 正哉,大塚 彰
第29回バイオメカニズム学術講演会予稿集,pp. 269-272,2008.

【感想・反省点】
緊張のために発表が早口になってしまうだけでなく同じことを何度も言ってしまいました.
時間的にも発表時間である13分をかなり超えてしまっていたので,もっと練習をすべきでした.
発表内容に関しては興味深いと感じてくれた方もいましたが,多くの方には本研究の目的・手法・利点を理解していただけませんでした.
より具体的な事例を挙げてわかりやすく問題と本研究の利点を説明するべきでした.
質疑応答においても質問者の意図を正しく理解できず,さらに私の研究に関する知識不足から上手く答えることが出来ませんでした.
今回の反省点を今後に活かしていきたいと思います.