“「ものづくり」と「ひとづくり」で次世代の医療を拓く”と題して開催された第91回日本医療機器学会大会において,平成27年度論文賞を受賞しました.
日本医療機器学会は,「日本医科器械学会」として1923年に設立された学会で,2008年から現在の名称に変更されています.論文賞は毎年1件のみに授与されますが,本研究室では過去にこの賞を5回受賞しており,今回が6回目の受賞となります.
■日本医科器械学会平成15年度論文賞(2003)
ヒトの運動解析に基づく義手に関する研究 -能動・装飾義手ハンドの開発-
大塚 彰, 辻 敏夫, 坂和 正敏, 福田 修
医科器械学, Vol. 72, No. 5, pp.220-227, 2002.
■日本医科器械学会平成16年度論文賞(2005)
EMG信号を利用した食事支援マニピュレータの制御
福田 修,辻村 好司,辻 敏夫,大塚 彰
医科器械学, 第74巻, 第5号, pp.229-237, 2004.
■日本医科器械学会平成18年度論文賞(2007)
確率ニューラルネットを利用したオンライン血液循環状態診断支援システムの開発
坂根 彰,柴 建次,辻 敏夫,佐伯 昇,河本 昌志
医科器械学, 第76巻, 第1号, pp.12-20, 2006.
■日本医療機器学会平成20年度論文賞(2009)
磁気センサを利用した指タップ運動機能評価システム
島 圭介,閑 絵里子,辻 敏夫,神鳥 明彦,横江 勝,佐古田 三郎
医療機器学,Vol. 78, No. 12, pp.909-918, 2008.
■日本医療機器学会平成24年度論文賞(2013)
受賞者:辻 敏夫,鵜川 貞二,久保 諒祐,平野 陽豊,栗田 雄一,高柳 恒夫, 森本 陽香,出井 尚美,東 幸仁,中村 隆治,佐伯 昇,河本 昌志,吉栖 正生
対象論文:積分カフ脈波拡張率に基づく血管内皮機能の非観血評価
医療機器学,Vol. 82,No. 3, pp. 259-266, 2012.
■日本医療機器学会平成27年度論文賞 (2016) Head-up tilt試験を利用したパーキンソン病患者の自律神経機能診断支援法の提案
平野 博大,伊藤 雅史,遠藤 卓行,早志 英朗,平野 陽豊,栗田 雄一,佐古田 三郎, 辻 敏夫
医療機器学,vol. 85,no. 6, pp. 569-576, 2015.
筋電グループから3件,MEグループから3件の受賞です.
論文賞を授与していただいたことに感謝しつつ,今後もオリジナリティに溢れた高いレベルの研究を心がけていきたいと思います.