生体システム論研究室は,文部科学省平成25年度革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)
「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」に参加しています.
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/column/archives/column358.html
去る6月16日(金),広島大学霞キャンパス広仁会館において平成29年度サイトビジットが行われ,
本研究室からはD1の岡本 宜久さん(マツダ技術研究所)を中心に取り組んでいる自動車操縦系の脳活動評価に関する研究成果,
および修了生の有國 文也君,M1の隅山 慎君を中心に取り組んできた疼痛刺激に対する脳活動と指尖血管剛性の同時計測に関する研究成果を発表しました.
先日,平成25年度COI全18拠点における第1フェーズ(平成25〜27年度)の取り組みに対する第一回中間評価の結果が公開されました.
感性イノベーション拠点は,マツダの先行開発車両のユースケースを活用して他企業へと拡大する道筋を明確にしたこと,
感性脳ネットワーク仮説の立案とその妥当性の検証に着手したこと,広島大学を中核として統合したサテライト拠点との連携・融合が進んでいる点などが高く評価され,
最高評価である「S」評価を獲得しました.
http://www.jst.go.jp/coi/hyoka/data/chukanhyoka_h2903.pdf
今後は,自動車操縦,疼痛刺激に加えて匂い刺激に伴う脳活動,指尖血管剛性,主観評価の同時計測と相関解析を進め,
脳科学に基づく新たな感性工学の確立に向けて研究を進めていければと思います.
新たな未来を切り拓く感性イノベーション拠点の今後の研究成果にご期待ください!