生体システム論研究室は文部科学省平成25年度革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」に参加し, 広島大学大学院医歯薬保健学研究院やマツダ(株)技術研究所とともに研究に取り組んでいます.
https://bsys.hiroshima-u.ac.jp/wordpress/news/10815
先週は,このCOI STREAM関連の行事が2件,行われました.
1件目は,2015年12月2日に広島大学東千田キャンパスにおいて開催された平成27 年度広島大学COI成果報告会(第3回COI広島グループ定例会)で,
本研究室から は筋電グループ,MEグループ,A-lifeグループ,ヒューマンモデリンググループがそれぞれ取り組んでいる感性イノベーションに関する研究成果を報告しました.
2件目は,2015年12月4日に広島大学東広島キャンパスにおいて開催された計測自動制御学会中国支部平成27年度チュートリアル講演会「最新の脳科学に基づく感性工学の新展開」で,
農沢 隆秀先生(広島大学 感性イノベーション研究推進機構 機構長(COIプログラムプロジェクトリーダー),マツダ株式会社 技術研究所 技監),
笹岡 貴史先生(広島大学 大学院医歯薬保健学研究院 感性イノベー ション拠点 特任講師),
西川 一男先生(マツダ株式会社 技術研究所 先進ヒューマン・ビークル研究部門 部門統括研究長)の3名の先生方に感性イノベーション拠点の研究内容を紹介していただきました.
感性イノベーション拠点の研究は当初の想定よりも大きな広がりをもって加速度的に進展しており,脳科学や生体工学,人間工学に関する基礎研究としての側面はもちろんのこと,
感性情報工学や感性ロボティクスなどへの応用研究,感性素材や感性製品など商品開発への産業応用,
さらには感性を磨く学校教育や感性豊かな社会の実現といった文理融合研究へとその研究対象は無限の可能性を秘めています.
また,来年度には感性イノベーション技術を搭載した未来志向の自動車がマツダによって開発される予定になっています.
生体システム論研究室も広島大学感性イノベーション拠点やマツダ(株)技術研究所の共同研究者とともに, 積極的に研究を推進していく予定です.
新たな未来を切り拓く感性イノベーション拠点の今後の研究成果にご期待ください!