本研究室では国内,国外の学会での研究発表に積極的に取り組んでおり,毎年20〜30件の研究発表を行っています.
学会にはその分野の専門家や他大学の若い研究者が数多く参加しており,貴重な意見や最新の情報を得ることができる絶好の機会です.
特に学生の発表者にとっては自分自身を成長させる大きなチャンスであり,他では得ることができないような貴重な経験となります.
また,論文提出締め切り日や発表日といったスケジュールが設定されるので,卒論や修論を進める上でも非常に良いドライビングフォースとなるでしょう.
今年度も5月後半に2つの学会に参加しました.
まず,5月17〜19日に大阪大学で開催された第55回システム制御情報学会研究発表講演会(SCI’11)において,PDの曽 智君が「生体・生命システムの計測と数理」というオーガナイズドセッションで講演を行いました.
線虫 C. elegans の動力学モデリングとシミュレーション
曽 智, 山田 泰隆, 正岡 和弥, 服部 佑哉,鈴木 芳代,辻 敏夫,大竹 久夫
第55回システム制御情報学会研究発表講演会論文集, T0411, 2011
また,5月27〜28日に岡山コンベンションセンターで開催されたROBOMEC2011では,D1の平野陽豊君,M1の平野博大君がそれぞれ研究発表を行いました.
この学会はすべての発表がポスター発表で,二人とも多くの聴講者とディスカッションすることができました.
箔状圧電センサを利用した血圧脈波の計測
―足背動脈波計測と血管粘弾性インデックスの推定―
平野陽豊, 丸山大海, Kutluk Abdugheni, 辻敏夫, 福田修, 上野直広, 鵜川貞二, 中村隆治, 佐伯昇, 河本昌志, 吉栖正生
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2011講演論文集,2P2-O09(1)-(4),2011.
光電容積脈波を利用した対数線形化末梢血管粘弾性インデックスの提案
平野博大, 堀内徹也, 丸山大海, 平野陽豊, Kutluk Abdugheni, 辻敏夫, 鵜川貞二, 中村隆治, 佐伯昇, 吉栖正生, 河本昌志
日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2011講演論文集,2P1-B06(1)-(4),2011.
毎年,秋から冬にかけて多くの学会が開催されます.
学生諸君はぜひ積極的にチャレンジしていくとよいと思います.