10月30日(土)に広島大学医学部広仁会館で開催された第43回日本人間工学会中国・四国支部大会に参加しました.
日本人間工学会中国・四国支部は,本研究室の前身でもある旧人間工学研究室がその設立と運営に関わってきた学会で,現在も本研究室が会の運営に協力しています.
今年度は広島開催ということもあり,本研究室から以下の9件の研究発表を行うとともに,約30名の学生が学会に参加しました.
疲労度モニタリングシステムを有する自動車用シートの開発
小島 重行,内川 竜一,小倉 由美,藤田 悦則,辻 敏夫,金子 成彦
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 36-37,2010.
血流依存性血管拡張反応検査中の血管粘弾性インデックスの推定
木原 大輔,堀内 徹也,クトゥルク アブドゲニ,辻 敏夫,鵜川 貞二,高柳 恒夫,森本 陽香,中村 隆治,佐伯 昇,東 幸仁,河本 昌志,吉栖 正生
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 50-51,2010.
シート組み込み型エアパックセンサを用いた人間の自律神経活動評価
小松 雄亮,丸山 大海,クトゥルク アブドゲニ,辻 敏夫,小島 重行,小倉 由美,藤田 悦則,中村 隆治,佐伯 昇,河本 昌志,吉栖 正生
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 110-111,2010.
ビデオ画像を用いた新生児運動解析システムとGeneral Movements評価
菊池 亮太,高木 寛,島 圭介,辻 敏夫,島谷 康司,大塚 彰
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 58-59,2010.
頚椎損傷患者のための箔状圧電センサを利用したマスク型インタフェース
杉江 研勇,草野 洋一,芝軒 太郎,島 圭介,辻 敏夫,上野 直広
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 84-85,2010.
再現性評価に基づく指タップ運動の特徴抽出
山口 裕希,田村 康裕,島 圭介,辻 敏夫,佐野 佑子,神鳥 明彦,佐古田 三郎
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 88-89,2010.
ペダル操作時の踏み込み角度と反力知覚特性の相互関係
松原 弘明,田中 良幸,辻 敏夫 大坪 智範,西川 一男,農沢 隆秀
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 80-81,2010.
ステアリング操作時の覚醒レベルに伴う人間の手先インピーダンスの変化
中原 裕貴,田中 良幸,辻 敏夫,山田 直樹,西川 一男,農沢 隆秀
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp.24-25, 2010.
仮想テニスにおける作業スキルの個人差を考慮した上肢運動訓練支援手法
井上 晴仁,石井 政隆,田中 良幸,辻 敏夫
日本人間工学会第43回中国・四国支部大会予稿集,pp. 100-101, 2010.
社会人Drの小島さんを除いてほとんどの人がはじめての学会発表でしたが,落ち着いて発表を行っており,質疑応答にもよく答えていたと思います.
各自,研究内容に関する課題やうまく説明できなかった点などを整理し,今後の研究発表に活かしていくとよいでしょう.
また聴講に参加した学生が,他大学や企業の研究発表に対して積極的に質問を行っていた点も非常によかったと思います.
研究発表を聴いてその場で的確な質問やコメントをするためには,
(1) 聴講した発表のポイントを的確に把握し,
(2) 自分の意見やアイデアをその場でまとめ,
(3) その内容を自分の言葉でわかりやすく説明する.
という能力が必要です.
今後もぜひ積極的に発言していくとよいと思います.
第44回大会は山口県下関市で行われる予定です.
来年度も多くの研究発表ができるよう,高いレベルの研究成果を目指してがんばりましょう!