今年度も「障害者支援ボランティア概論」で,「障害とテクノロジー:最新の支援技術」という講義を担当しました.
この講義は,広島大学「障害学生支援のためのボランティア活動室」が中心となって取り組んでいる「教育のユニバーサルデザイン化」活動のひとつで,毎年,集中講義形式で開催されます.
今年度も各学部から100名以上が受講していました.
講義では,本研究室で取り組んでいるバイオリモートやCHRIS等の研究成果,そして研究に協力してくださっている患者さんたちと本研究室との関係を紹介しました.
講義終了後には,受講生に簡単なレポート課題,および感想や要望を書いてもらうのですが,この内容にはいつも驚かされます.
受講生は理系よりも文系の学生が多いからかもしれませんが,工学部的な視点とは違った角度から考察をしてくれる人が多く,いままで思いもしなかったようなことを書いてくれる場合もあります.
また,受講生は1年生が多いのですが,非常に完成度の高い文章を書く人が多く,感心させられます.
物事を自分なりの視点で考察できることは非常に重要だと思います.
どの研究テーマも,いろいろな人たちの意見に耳を傾けながら進めていきたいですね.