今年も就職活動の季節がやってきました.
本研究室でも10名以上のメンバーが就活中です.
全体的に企業からの求人は順調のようですが,必ずしも合格レベルは下がっていないようです.
面接試験での対応が非常に重要であることは言うまでもありません.
なぜその企業を志望するのか,その企業に入って何がしたいのか,自分は何ができるのか,大学で何を学んだのかなどを,力強く,わかりやすく,かつ特徴的に伝える必要があ
ります.
他の受験者と比較されることも十分に意識してください.
他の人たちとは違う自分らしさ,自分のよさをアピールしたいものです.
面接試験が得意な人にはそれほど難しくないことだと思いますが,大多数の人は面接の経験に乏しく,うまく答えることができるかどうかもわからないのではと思います.
もし自分が面接されている様子を客観的に分析することができれば,良くない点や改善すべき点がよくわかると思うのですが,なかなか自分のことを客観的に観察することは難しいですね.
先日,テレビで模擬面接の様子を放送している番組を観ました.
就職活動をこれからはじめようとしている学部生(2年生や3年生もいました)が実際の企業の採用担当者と面接し,採点されるという内容でなかなかおもしろかったです.
模擬とはいえ本物の採用担当者の面接で,しかもテレビカメラで撮影されているという状況ですから,この面接を受けるのは非常に緊張しそうです.
が,観ているほうは他人事なのでリラックスして観察することができますので,良くない点がよくわかります.
参考になることも多いのではと思います.
そのときの放送で面接官が言っていたポイントは,(うろ覚えですが)以下の3点をアピールすることだったと思います.
- コミュニケーション能力:
相手が言っていることをよく理解し,それに対する自分の考えを伝えることができるか.
人との会話はピンポンですね. - レスポンスの速さ:
企業はスピードが命です.
相手からの質問,メール,課題などにできるだけ素早く対応することが重要.
速さが価値を生む. - 耐久力:
どんなに厳しい状況でも,負けずに立ち向かっていける人間か.
すぐやめそうな人は採用しないでしょう.
よく考えると当たり前のことばかりですが,ゼミでの発表,普段の研究活動,日常生活においても言えることだと思います.
普段からできていればなにも心配する必要はありません.
もし自分がこの模擬面接を受けたら何点くらい取れそうか,考えてみたらどうでしょうか.