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先週は大きな出来事が4件もあり,忙しい1週間でした.

一つ目は,6/14,15の2日間,ハワイ大学の内藤豊先生を西条にお迎えし,ゾウリムシに関するディスカッションをしていただいたことです.
内藤先生はゾウリムシ研究の世界的権威で,現在,73歳にして,なお現役で研究を続けておられます.
メール等を通じて以前からご指導いただいていましたが,今回,一時帰国の際に西条まで足を運んでいだだきました.
平野君を中心にA-lifeグループの皆さんがかなり以前から準備を進めてくれたおかげで,万全の体制でお迎えすることができました.
内藤先生には,ゾウリムシモデルに関する多くのご指摘,lecture, suggestionをいた だくとともに,研究に対する態度,さまざまなものの考え方など多くのことを教えていただ きました.
デモ等で対応してくれた他グループの人達も含め,関係者のみなさん,本当にごくろうさまでした.


二つ目は,イタリア・ジェノバ大学で行われたThe 2nd International Symposium on Measurement, Analysis and Modeling of Human Functions (ISHF)で,田中先生,武田君,坂根君が3件の研究発表を行ったことです.
(OBの羽田君(豊田中研)も参加・発表しました.)
General chairのPietro Morasso教授は辻のイタリア時代のbossで,西条にも,一度, お招きし講演をしていただいたことがあります.モラッソ先生から,「非常に興味深い発表だった」というメールをいただきました.
参加した3人にはいい経験になったと思います.おつかれさまでした.


三つ目は,6/19,20と名古屋で開催された日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会で,武田君,鈴木さん,平野君,荻野君が4件の研究発表を行ったことです.
(産総研の福田君も発表しました.)
いずれも多くの人たちに研究成果を聴いていただき,共同研究の打診など,さまざまな問い合わせをいただきました.
4人とも日本全国の若いロボット研究者たちから多くの刺激をもら えたのではと思います.ごくろうさまでした.
(しかし,名古屋は暑かったですね.)
個人的には,多くの古い友人や研究室のOBの人たちにも再会でき,楽しいときを過ごすことができました.


四つ目は,辻が日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス部門学術業績賞をいただいたことです.
受賞理由は,「人間の機械インピーダンス特性の解明とロボット制御への応用に関す る新研究分野の開拓,および同分野の発展に貢献」というもので,生体グループと学習グループのロボット制御関係の一連の仕事が受賞対象です.いずれにしても,研究室のみなさん,特に田中先生をはじめとする生体グループ&学習グループに関わってきてくれたすべての卒業生・学生の人たちのおかげです!感謝します!


以上,いずれもたいへんうれしい内容でした.
これからも良いニュースが続くよう, みんなでがんばっていければと思います.

2004/06/23