研究紹介

感覚運動機能を向上させる ウェアラブルスーツSEnS

ヒューマンモデリンググループ

筋肉の活動度が力の再現性に影響するという研究から,本研究ではアクチュエータや電機駆動装置を使わない人の感覚運動機能を向上させるウェアラブルスーツSEnS (Sensorimotor Enhancing Suit) を開発した.SEnSは弾力性のある生地で出来ており,肩の屈曲モーメントをアシストすることによってスーツ使用者の肩の筋の活動を部分的に緩和させている.SEnSの有効性を検証するために,肩の屈曲随意筋活動度と力の再現性能力誤差をSEnSを用いた時,用いなかった時で比較を行なった.その結果,SEnSを着ることによって筋活動度,力の再現性能力誤差共に減少が確認された.これらの結果からSEnSを用いることで部分的に肩の屈曲モーメントをアシストし,筋肉の活動度を減少させることが力の再現能力の正確性を向上する事を示唆した.

関連文献情報

Unpowered sensorimotor-enhancing suit reduces muscle activation and improves force perception,Yuichi Kurita, Jumpei Sato, Takayuki Tanaka, Minoru Shinohara, and Toshio Tsuji, IEEE Transactions on Human-Machine Systems