Yuichi Kurita, Biological Systems Engineering Lab.
UPS for Stair:着用者の自重によるエナジーハーベスト機構を備えた階段昇段支援スーツ
寺本 陽向 (2025年3月工学部第二類卒業)
運送業等の現場では重量物の持ち運びや無理な姿勢の作業による心身への負担が大きく,特に階段での荷物運搬作業は平地に比べて大きな負担となっており,階段昇降時の負荷の軽減が必要である.本研究では低圧駆動空気人工筋(PGM)と、モーターを使わずに圧縮空気を生成するポンプシューズを組み合わせ、従来の課題を解決することを目指す.PGM とポンプシューズに着目した理由としてこの二つを用いることでより安価で軽量な階段昇降アシスト装置を作成することができる.本論文では、PGM とポンプシューズを用いて階段を昇る動作をアシストする装置の開発とその効果検証を行う。