Yuichi Kurita, Biological Systems Engineering Lab.
ハイトマップから3Dプリンタならびに金型で作成した3Dテクスチャの触感の検討
中野 裕一 (2025年3月工学部第二類卒業)
様々な表面形状を再現したサンプルの触り心地が研究により検証されている. ハイトマップ画像特徴量と対象者属性情報に基づく表面テクスチャの触感推定, という研究では金型に材料を流しこむことで触感サンプルを作成している. この方法は高い精度で触感サンプルを作成することができる. しかし目的の形状を作る際, 金型を作りそこからサンプルを作成する必要があるため,コストと時間がかかるという問題がある. そこで3D プリンタを用いれば目的の形状を素早く低コストで造形できると考える.3D プリンタで作成した触感サンプルは金型で作った触感サンプルと比べて精度が低くなってしまうというデメリットがあるが, 触り心地に差がなければこの問題を解決でき, 触感サンプルの造形において3D プリンタが非常に有用であるといえる.そこで,本研究ではハイトマップから3D プリンタならびに金型で作成した3D テクスチャの触感の検討を目的とする.