遠隔油圧ショベルの旋回操作難易度が操作者のストレスに与える影響

上田 達也 (2023年3月工学部第二類卒業)

近年.油圧ショベルの遠隔操作の導入が検討されている.遠隔操作を導入することによって操縦者にとって現場が遠く離れていたり,危険な場所であったりするため,効率的かつ人的被害を防ぐために建設機械での遠隔操作がすでに導入されている現場も存在する. しかし,遠隔操作時の作業効率は搭乗操作時の6 割程度と言われている.作業効率が低下する要因として作業現場の状況がわかりづらい,通信遅延による影響,遠近感の不足,機体情報のフィードバックの欠如が挙げられる. 遠隔操作時の作業効率を上げることに対しての研究は存在するが,作業効率が低下する要因とストレスとの関係についての研究はあまりされていない.そこで本研究では遠隔油圧ショベルの旋回操作難易度が操作者のストレスに与える影響を調査する.