力覚と視覚の同時フィードバックによるニューロリハビリ支援システム

池田開(2021年3月工学部第二類卒業)

運動ニューロン疾患は,体を動かすときに必要となる随意筋を支配する大脳皮質の運動神経細胞(上位運動ニューロン)と脊髄前角細胞(下位運動ニューロン)が変性する病気の総称であり,自発的な運動を行うことで脳機能を効率的に変化させることのできるニューロリハビリテーションが重要とされている.本研究ではPGM を動力源とするアシストグローブによる力覚提示と,ヘッドマウントディスプレイ(HMD)上でのバーチャルハンドによる視覚提示を同期して実現できるニューロリハビリ支援システムの開発を行うとともに,運動主体感の評価を行った.