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平成27年度全体ゼミは今日で終了しました

2月19日(金)の博士学位論文発表会,2月26日(金)の修士論文発表会,2月17 日(水)の卒業論文発表会と論文発表会が続きましたが,いずれも無事終了し,今日で平成27年度の全体ゼミも終了です.

まず,2月19日(金)に行われた博士学位論文発表会では,西川一男さん,平野博大君,早志英朗君の3名がこれまでの研究成果をまとめた博士学位論文の最終発表を行いました.
いずれも博士学位にふさわしい素晴らしい発表&研究内容で,充実した発表会でした.
発表者と研究題目は以下の通りです(発表順).


西川 一男
自動車運転操作における人間の上下肢特性と機械特性のヒューマンマシンマッチング
(Human-Machine Matching of Arm-leg Characteristics and Mechanical Characteristics in Driving Operations)

平野 博大
A Study on a Log-linearized Peripheral Arterial Viscoelastic Model for Medical Applications
(医療応用を目的とした対数線形化末梢血管粘弾性モデルに関する研究)

早志 英朗
A Family of Probabilistic Model-based Neural Networks and Related Applications to Biosignal Classification
(確率モデルニューラルネットワーク族の提案と生体信号識別への応用)


次に,2月26日(金)の修士論文発表会ではM2の7名が発表を行いました.全員,魅力的な研究内容で,学生生活の最後を飾るにふさわしい素晴らしい発表でした.質疑応答もよかったと思います.
発表者と研究題目は以下のとおりです(発表順).


西川 愼也
A Mathematical Model of the Olfactory Bulb for Selective Attention Mechanism in the Rodent Olfactory System
(齧歯類嗅覚系の選択的注意メカニズムを再現する嗅球数理モデル)

松原 裕樹
Quantitative Assessment of Pain During Electrocutaneous Stimulation Using a Log-Linearized Peripheral Arterial Viscoelastic Model
(対数線形化末梢血管粘弾性モデルを用いた皮膚電気刺激に対する疼痛評価法)

松本 遼
An Enclosed-zone Arterial Stiffness Variation Index Based on Oscillometric Method and its Application to Vascular Endothelial Function Evaluation Using a Probabilistic Neural Network
(オシロメトリック法に基づく腕帯下血管弾性変化インデックスの提案と確率ニューラルネットを用いた血管内皮機能評価への応用)

中島 翔太
Video Classification for General Movements of an Infant Using a Probabilistic Neural Network with CHLAC Features
(CHLAC特徴と確率ニューラルネットを用いた新生児General Movementsの動画像識別)

渡橋 史典
Human Emotion Evaluation during Myoelectric Prostheses Training Based on Biosignal Analysis
(生体信号解析に基づく筋電義手操作トレーニングにおけるヒトの感情評価)

石川 敬明
Development of the Haptic Force Display by Electrical Muscle Stimulation
(電気的筋肉刺激による力覚ディスプレイの開発)

大鶴 佳秀
Haptic Enhanced Reality Method for Laparoscopic Surgery
(腹腔鏡手術のための力覚重畳呈示手法)


2月17日(水)の卒業論文発表会では,B4の8名が卒業研究内容を発表しました.
研究内容,プレゼンテーション,質疑応答とも驚くべき内容で,1年間,全力で 取り組んだ研究成果がよくあらわれていたと思います.
発表者と研究題目は以下のとおりです(発表順).


松野 一輝
小型魚類の呼吸波を用いたオンラインカメラレス遊泳運動計測システムの開発と情動評価への応用

宝田 真依
対数線形化末梢血管粘弾性モデルに基づく疼痛評価法の提案:機械的侵害刺激に対する客観的疼痛評価

田中 敬士
オシロメトリック法に基づく血管粘性推定法の提案と血管内皮機能評価への応用

川嶋 克明
乳幼児のハイハイ動作解析に基づく発育評価支援システムの開発

古居 彬
信号強度依存ノイズを考慮した人工筋電位信号生成モデル

村田 拓也
筋骨格モデルによる手先スティフネス楕円の推定

小池 祐輝
外科医師の筋負担を軽減させるスーツの開発と評価

飯倉 隆寛
靴底に対する振動付与による路面歩行感の修飾提示


発表会は終了しましたが,研究テーマは来年度以降も継続していく予定です.各自,研究内容をもう一度,よく精査し,進学する人は今後の研究課題を,研究室を離れる人は引き継ぎの研究課題をまとめておくとよいでしょう.

今日で2015年度の全体ゼミは終了しましたが,2016年度卒業研究テーマ説明会が 3月7日(月)に,研究室公開(オープン・ラボ)が3月8 日(火)に予定されています.
また,3月15日(水)には新しい4年生が研究室に配属され,新年度に向けての活動を開始します.4月5日(火)からは平成28年度(2016年度)の全体ゼ ミを開始する予定です.

2015年も振り返るとあっという間の1年でしたが,あっという間に感じるということは充実していたという証拠だと思います.研究室としては研究成果を数多く発表することができ,非常に充実した1年だったと思います.
研究室メンバーや研究協力者の皆様をはじめ,生体システム論研究室の運営に関わってくださったすべての方々に改めて厚く御礼申し上げます.

2016年度も引き続き,どうぞよろしくお願いします!


2016/02/26