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学振特別研究員

日本学術振興会では平成25年度採用分の特別研究員を募集しています.
http://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_boshu_f.html

特別研究員は学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者を育成するために設けられた制度です.
学振の特別研究員に採用されると研究奨励金(給料に相当)と科学研究費補助金(研究費に相当)が交付され,若手研究者にとっては非常に魅力的なキャリアパスの一つです.


特別研究員の採用区分は大きく分けて以下の4つです.

■DC1(大学院博士課程在学者): 博士課程後期1年次(D1)から採用.博士課程後期入学の前年(通常はM2のとき)に応募します.
■DC2(大学院博士課程在学者): 博士課程後期2年次(D2)から採用.博士課程後期1年次(D1)に応募します.
■PD(大学院博士課程修了者等): 博士学位取得後の博士研究員.DCの最終年度に応募します.
■SPD(大学院博士課程修了者): PD合格者のうち特に優れた者と認められた場合です.

平成25年度の採用予定は,人文・社会科学及び自然科学の全分野でDC1:約700名,DC2:約1,000名,PD:約350名,SPD:約16名です.
本研究室ではこれまでに多くの学生が特別研究員として採用されており,現在も島圭介君と曽智君がPD,芝軒太郎君がDC2に採用されています.


特別研究員の採用は書類審査および面接審査により決定されます.
採否を左右する重要なポイントは,
(1) 申請までの研究実績(学術雑誌論文,国際会議論文,受賞歴など)が魅力的(できれば圧倒的)であること,
(2) 独創的で革新的な研究計画をわかりやすく,かつ説得力のある形で文章化すること,
の2点です.


現在,6月4日〜6日の申請期間に向けて,3名の研究室メンバーが応募書類の作成に取り組んでいます.
申請書を作成中の人は申請までもう一息,がんばってください!

また,博士課程後期進学を考えている人は申請書の様式を確認してみるとよいでしょう.
自分の今後の研究展開やスケジュールをじっくり考えてみる良い機会になると思います.


2012/05/15